ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

奈良都構想

大阪府に住んでいるので「大阪都構想」と無関係ではいられません。

何年か前に住民投票をするというので、わざわざ説明会に出向いて話を聞き、しっかりと自分の頭で考えた結果、「大阪都って言いにくいから大阪府で良い」という結論に至り、反対票を投じました。

結果的には僅差で反対票が賛成票を上回り、大阪都構想はなくなったはずなのです。それがまた、私のあずかり知らぬうちに「大阪都構想」が持ち上がってきて、知事と市長を入れ替えてダブル選挙をしたうえで「もう一度住民投票をする!」みたいな流れになってきています。

ここは、はっきりと言いましょう。

「もう一度住民投票をする!」なんてことは許されることではありません。そんなことが簡単にできるのであれば、国民投票でEU離脱することになったイギリスの立場はどうなるのでしょう。どう考えても手詰まりの状態なのに、メイ首相はどうにかして影響を最小限にしてEUを離脱すべく奔走をしています。もともと「EUから離脱するべきだ!」と大騒ぎしていた人はとっくの昔に尻尾を巻いて逃げ出して、「ほんまにEU離脱すんの?」みたいになっているイギリスで1人戦っているのがメイ首相なのです。

むちゃくちゃな状況だけど、一度決めたことはきちんと筋を通す。大阪もイギリスを見習うべきです。

「大阪都構想」は住民投票で否決されました。これはれっきとした事実です。差がごくわずかであろうと、決まったことは決まったことです。民主主義というのは、決まったことはきちんと守らねばなりません。そうしないと、ぐちょぐちょになるからです。トップに立つ人が変わろうとも、決まったことは決まったこととしてきちんと守らないと民主主義とは言えません。

ここで「都構想」を捨てきれない人たちに代替案を示します。昔は奈良も都であったので、「奈良都構想」を打ち出してはいかがでしょうか。「奈良都構想」が否決されたら、「京都都構想」という舌を噛みそうな代替案もあります。奈良や京都の方たちにとっては迷惑千万な話かと思いますが、たぶん、あの人たちは「都構想」を実現しないことには収まらないっぽいので、どうかひとつ検討して頂ければ幸いです。合掌。