文庫化されて、Amazonではベストセラー1位。現時点で100件のカスタマーレビューが書かれていて、5つ星のうち4.7という高評価。ちょうど読む本を探していたので、こういうのも読んでおくか〜と思って読んでみました。
……もんにょり大爆発です。
朝鮮は昔からむちゃくちゃで、日本がいろいろ手を尽くしたけれど、結局ずーっと日本はヒドい目にあってるよねって内容。書いてあることが本当かどうかわからないし、調べる気もないからどうでもいいです。本当かもしれないし、誇張しているかもしれないし、嘘かもしれないけれど、それはそれとして。
「日本はすごい、朝鮮はひどい」と言いたくて仕方がないけれど、直接言うのも失礼だから行間から察してくださいね、という著者の意図がひしひしと伝わります。ただし、考え方は人それぞれですので別に否定も肯定も致しません。
ただ、この本を持ち上げて「韓国はダメだ!」「日本は素晴らしい!」「韓国許さん!」みたいな人がうじゃうじゃわいてくるのがなんとなく残念です。Amazonのカスタマーレビューのほとんどが「韓国憎し」で埋め尽くされています。考え方は人それぞれなのでいいのですが、この人たちは本当に自分で考えて、こんなことになっているのかと思わずにはいられないのです。
流されちゃってない?
ちゃんと自分で考えた?
その結果が「韓国憎し」であるのなら構いません。でも、いわゆる嫌韓ブームに流されて、気がつけば「韓国憎し」になって、そういう本ばっかり読んで頭でっかちになってるっぽいレビューがやたらと目に付きます。
私個人の感想を言うと、ゴシップ誌を読んでいるようで気分が悪いです。相手をこき下ろして楽しんでる様子を見せられているようで、読んでいてちっとも楽しくありませんでした。最後まで読んだけど。
そもそも、何かを憎むってのはものすごくエネルギーがいるし、自分が生きていくうえでさほど影響のないことに対して「◯◯憎し!」なんて怒りの感情を持つのも大変しんどいことです。何かと怒っている人を見ると、なんでそこまでカロリー使っちゃってるかな?と思わざるを得ません。ええやん、別に。
突然、自分自身の今の話をします。ガス給湯器がぶっ壊れて、朝から業者の連絡をずーっと待っているのですが、今なお一向に連絡がきません。さすがにちょっとは怒ってもいいような気もするのですが、それでも「まぁ、ええやん。ブログでも書いとこ。」となって、怒りの感情がわいてこないのです。私が少数派なんでしょうか。身近なことでもこんな感じなので、船や飛行機でないと行けないようなところの国をわざわざ怒ったり憎んだりできないのです。
せっかくなら、過去のことは過去のこととして、未来を見据えて前向きな話がしたいものです。合掌。
書かなくてもいいことかもしれませんが、前向きな話ができる相手ではないとか、そういうご意見は不要です。前向きな話がしたいというのは、あくまでも私の希望です。もう一度合掌。