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確定を申告しました

先日、確定を申告しました。俗に言う「確定申告」という作業です。

毎年、なんだかんだで確定を申告するために書類を郵送したり、税務署に持って行ったりしていたのですが、いろいろ調べてみると『ID・パスワード方式』という方法を使えば書類を郵送したり持って行ったりしなくても済むことがわかりました。

「そんな便利な方法があるんだ、ひゃっほう♪」と思ったのもつかの間、『ID・パスワード方式』を利用するためには税務署に行かねばならないこともわかりました。税務署に書類を持っていかないようにするために、事前に税務署に足を運ばねばならないという矛盾を抱えてどうしたものかと思ったものの、ちょうどその日は金曜日だけど仕事が休みだったので、午後5時の閉店(?)間際の税務署に滑り込みました。

3月15日間近の税務署というのは混沌としていて、案内の職員さんは何だかわけのわからないことを延々と喋っているじいさんの相手に四苦八苦していますし、手続きの窓口へ行ってみたら奥に座っていた女性の職員さんがてんてこまいどころか半狂乱状態で「もうすぐ5時になってしまうんですが!あと3人の方が!手続きで!パソコンが!」と叫び出す始末。そばにいた別の職員さんが何かを察して「月曜日じゃダメですか?」と私にささやきます。平日の9時5時に何度も来れるわけでもないので「とりあえず、ダメだったらダメでいいので、待っていてもいいですか?」と意向を伝えて待つことにしました。

周りの様子を見てみると、『ID・パスワード方式』にするためには申込者本人がパソコンで名前や住所を入力しないといけないようです。そのためのパソコンが2台あって、どちらも使用中。それぞれに職員さんが張り付いていて、使っている人に説明をしているのですが、パソコンに慣れていない人なのか、人差し指1本でキーボードをぽちぽち。

『ID・パスワード方式』というのは、パソコンは使いこなせるけど、マイナンバーカードとカードリーダーを持っていない人のための措置であって、人差し指1本で全てのキーを押すような人がわざわざ申し込むようなものでもないと思うのですが、目の前には人差し指1本でじっくりじっくり入力している人たち。私が職員さんの立場なら間違いなく「キーッ」となっています。

すると、突然『キテレツ大百科』に出てくるコロ助みたいな職員さんが現れ「3階にもパソコンがありますので、そちらへどうぞ!電話しておきました!」と猛烈な笑顔でスペシャルな提案をしてくれました。実にありがたいことです。

3階に上がると、職員さんが待ち構えており、パソコンが置いてあって「こちらに個人情報を入力してください」と仰るので、タイピング・オブ・ザ・デッドで鍛えた得意のタッチタイピングを駆使して数分で作業を終えました。

本人確認がどうしても必要だから税務署に赴かねばならないという手間はあるのですが、それを決めたのは上の人たちであって、税務署の職員さんに罪はありません。なんだかんだでギリギリで駆け込んだにも関わらず、丁寧な応対をしてくれた職員さんたちに感謝です。

そのときの私のツイートがこちら。

月曜日にもう一度来いと言われたとか、すぐにできると国税庁のサイトには書いてあるのにめっちょこ待たされたとか、そもそもなんで税務署に平日9時5時に顔を出さんといかんのよって、いろいろイラっとすることもあったのですが、そんなマイナスの感情をツイートしても「税務署ってダメだ!」という気持ちが連鎖するだけで、あんまり意味があることとは思えないと思って、上のようなツイートになりました。

家に帰って、医療費控除と寄付金控除と、Amazonからの報酬と紹介料の数千円を雑所得で申告しておしまい。

数千円の雑所得なんて申告しなくてもいいはずなのですが、以前、LINEスタンプの利益に対して大阪市が「お前、LINEスタンプの確定を申告しとらんやんけ。めっちょこめんどくさい書類を書いて送れ」と言ってきたので、わざわざめっちょこめんどくさい書類を書いて送ったら、今度は「500円払え」と請求書を送りつけてきてイーッとなったことがあってからというもの、確定できるものは何でも確定しておくことにしているのです。

なんだか、いつもと違って長くなりました。還付金は3,000円ちょっとでした。合掌。