大人になると「ごほうび」がもらえなくなります。若人の希望を失わせるようなことを言ってしまったかもしれませんが、「ごほうび」がもらえる大人というのはごく一握りの人たちだけで、ほとんどの大人は「ごほうび」などもらえないのです。悲しいけれど、これはれっきとした事実です。そして現実です。現実をしっかりと受け止めましょう。
さて、自慢をするようで恐縮ですが、私は今「ごほうび」を手にしています。国産の牛肉です。霜降りです。でも、「ごほうび」を頂いても素直に喜べない自分がいます。せっかくの「ごほうび」なのに、ちっとも嬉しくないのです。子どもの頃はもっと素直で、「ごほうび」をもらったら喜びを大爆発させていたはずなのに。
「ごほうび」が「ドギーのごほうびキューブ」だからかもしれません。
見た目、ものすごく霜降りです。ビーフ、国産、そして100％かと思いきや、100gです。国産ビーフ100％ではないのです。
マクドナルドのハンバーガーのパティはビーフ100％です。逆に、ビーフ100gではありません。そして、ミミズ肉が使われていることもありません。びっくりすることにマクドナルドのサイトにきっちりと書かれています。
わざわざミミズ肉ではないことを説明する動画まで用意されています。
スターゼン千葉工場の工場長、渡邊元氏がためいき混じりに語る「あー……、そういう事実は全くございません」の一言はとても重たいものがあります。なんとなくもんにょりするので、興味のある方はご覧頂けたらと思います。マクドナルド公式の動画です。
さて、話を「ドギーのごほうびキューブ」に戻しますが、裏面にはこのような記載があります。
霜降り肉のようなごほうびで、おいしいコミュニケーション！
「ような」です。霜降り肉のごほうびで、ではありません。あくまでも霜降り肉の「ような」なのです。原材料のところを見ると、小麦粉、肉類（鶏肉、鶏ササミ、牛肉）と書かれており、ビーフ100％ちゃうやん！と叫びそうになりましたが、そうではありません。単に100gとしか書いていません。絶対に見間違う。国産ビーフ100％と見間違えて「自分へのごほうび」として買わないようにしましょう。合掌。
