昨日、この映画を17年ぶりに観ました。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、最近Twitter上で『深夜のぐわぐわ団』という箸にも棒にもかからないもんにょりコンテンツをアップしています。こんな感じです。
オテサーネクという変な映画を17年ぶりに観ました。食事のシーンがきしょいという稀有な映画です。#深夜のぐわぐわ団 pic.twitter.com/o91kp19yzk
— まけもけ (@make_usagi) 2019年3月26日
ポッドキャストを使ってじっくりとおしゃべりをすればいいのかもしれませんが、ぶっちゃけしゃべるの苦手です。でも15秒くらいなら何とかなりますし、負担にもなりません。ちなみに、声は高めに加工しているので地声ではありません。警察24時に出てくる悪いチンピラみたいな声になっていますが、そういうイメージで構わないです。
それはそうと『オテサーネク』です。こんなの書いていいのか知りませんが、話の中心となる女の子がびっくりするぐらいに逸ノ城っぽいです。しかも、ちっともかわいげがありません。親の目の前でセックス教本を読んでいたりして、とにかくかわいげがないのです。しかし、このかわいげのない逸ノ城の周りでいろいろなことが起きるので、必然的に逸ノ城が主役となります。
そして、この逸ノ城にやたらと欲情するおじいさんがいます。めっちょこおもしろいので、このおじいさんを見るためだけに『オテサーネク』を観るのもよいと思います。出てくるたびにニヨニヨします。逸ノ城の色仕掛けにまんまとハマってかわいそうなことになります。
朝の4コマ漫画でも描いたことですが、食事のシーンが全てきしょいです。普通の家庭の普通の食事が、なぜかちっともちっとも美味しそうじゃありません。映画に食事のシーンがあったとしたら、たとえそれがただ焼いたさんまであろうとも、美味しそうに見えるのが映画の魔術のはずなのに、べちょっと盛り付けられるどろっとした灰色な食べものが残念に見えて仕方ないのです。DVDのジャケットは女の子が目玉焼きをすすっています。これもちっとも美味しそうではないのですが、実際の映画で見ると、もっとすごいのです。
ぐわぐわ団で映画の感想を書くときは「ネタバレなし、観たいと思わせる」をモットーに文章を書いています。にも関わらず、ネタバレギリギリで書きますが、最後はジャンプの打ち切り漫画っぽくて「ヤン・シュヴァンクマイエル監督の次の作品にご期待ください!」みたいな終わり方をします。気になる方はぜひご覧ください。
ただし、子どもが欲しいけどできなくて不妊治療をされている方には絶対にオススメしません。そのへんで話が若干重たいのですが、ご了承頂けるのであれば是非、TUTAYAにでも行ってDVD借りてください。このオンデマンドどんどんのご時世ですが『オテサーネク』を配信しているサイトはついに見つけることができませんでした。合掌。