Macで縦書きの電子書籍を作ろうとした場合、『Hagoromo』ぐらいしか選択肢がなかったのですが、ついにMacユーザーなら誰でも使える文書作成アプリ『Pages』で縦書きができるようになりました。
しかも、完成した文書をEPUBに書き出すことができます。EPUBというのは電子書籍のファイル形式のことで、電子書籍を作るときにはEPUBのファイルを作ることが必要なのです。
『Hagoromo』は使い方に若干クセがあるというか、いろいろと覚えないといけないことが多くて、なかなか使いこなせずにもんにょりしていたのですが、『Pages』は無料だし、簡単に使えるので、実にありがたいアプリです。
ただ、今までは横書きしかできなかったんです。
この本を作ったときは、まだ横書きしかできなかったので、やむなく横書きで作ってしまいましたが、本当は縦書きで作りたかったんです。技術書とかなら横書きでいいと思うのですが、やはりじっくり読んでもらうためにも縦書きにしたかったというのが本音。
そして、この本を出した直後にしれっと「Pagesが縦書きに対応したよ」と言い出したわけです。なんたるタイミングか!と思いましたが、この時はとりあえず本を出すことが目的だったのでよしとします。
それよりも、じわじわと話を進めている自由ネコさん、スコちゃん、そしてぐわぐわ団によるコラボ企画で出す本は「縦書き」で出版することができそうです。
「横書き」だろうが「縦書き」だろうが、要は中身の問題なのですが、やはりこだわりたいところはこだわりたい。実際にサンプルを作ってみたところ、きちんと縦書きで出力できました。
まだまだ、お悩み相談は受け付けていますので、どんなことでもこちらからお送り頂ければと思います。
「縦書き」の電子書籍を作るためだけに、Windowsパソコンを買って『一太郎』で作業をするべきかどうか悩んでいたので、今回『Pages』が縦書きに対応してくれて本当にありがたい限りです。
とはいえ、本が完成するのは、まだまだ先ですので気長にお待ちください。合掌。