先日から愛のままにわがままに『YAKSA』という漫画について書きたくて書きたくて仕方がありません。ですので、本日もがりがりと書きます。
今日は、主人公の父・ガゴゼが剣の道を極めた際に会得した「無の境地」について。わけがわからないかもしれませんが、ガゴゼのセリフを引用致します。
おのが魂を肉体より解き放つ… 解放された魂は空気のごとくすみずみまで満ちあらゆるものが私の魂を宿す… この世のすべてのものをそれと一体化させるのです
己を無くすのではなく己でないものを無くす… これが無の境地です
物事をとことんまで極めると、このような悟りを開くことができるようです。無の境地とは「己でないものを無くす」、発想の転換がすごすぎて全く理解できません。いや、なんとなくは理解できるのですが、とんでもないことには間違いありません。単に、いろんな人や物にめっちょこ気を使っている人が無の境地なのかもしれないなと思いつつ、突然ですが、イトーヨーカドーにあるセルフレジをいかに早く通すかについて説明させていただきます。
セルフレジの機械は左と右とで重さをはかっています。流れとしては、左側から商品を取って、バーコードを通して、右側に置きます。そして、バーコードを通す前と通した後で左と右との重さの合計が同じかどうかを機械が確認しています。同じ重さであると確認できれば、次の商品を取ってバーコードを通すことができます。店員さんのレジはずっぱずっぱバーコードを通すことができますが、セルフレジはひとつずつ重さを確認して、左と右の重さが一致していなければ次の作業をすることができないのです。この違いを理解していないとずっぱずっぱバーコードを遠そうとして「バーコードを読み込まないじゃない!」と怒り出す人になってしまうのです。
とにかく、ひとつずつ。これがセルフレジの基本であり、ただひとつ理解しておくことです。バーコードを読ませる作業自体は適当にひょいっと読み取り機を通せば、だいたい読み取ってくれます。バーコードの読み取り作業は誰がしてもあんまり変わりありません。それより、さきほどの理屈を理解していないがゆえに「バーコードを読み込まないじゃない!」となってしまって手が止まることのほうが時間のロスです。
セルフレジを極めると、無の境地を会得して、己を無くすのではなく己でないものを無くすことができるかもしれません。頑張りましょう。合掌。