ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

みんななかよく

もんにょりするニュースをたくさん目にします。そんなもんにょりするニュースに対して、ギトギトした正義を振りかざして加害者を糾弾する人がいます。何と言っても正義の人なので、正論といえば正論だし、批判しようにもできないのです。下手に批判しようもんなら、逆に「お前も同罪だ!」みたいに言われて、エラいことにならないとも限りません。

lizune.hatenablog.com

りずさんがブログで「加害者を糾弾できる人が怖い」という記事を書かれていて、こういった意見を書くのって勇気がいったんじゃないかなと思ったので、ささやかながら応援させていただきます。ここんとこ土日もあってないような感じが続いていて記事の在庫がなくなってきて、新しい記事を書かないといけないと思いつつ、思いつくのが「長州力がやたら腕組みする」とか「リンツのチョコレートは3cmだ」とか、本当にどうでもいいことなので、それは後で書くとして、とりあえずりずさんの記事について、思ったことを書くことにしたのです。 

運良く加害者にならずに済んで生き延びているだけの私には、いろんな悪条件が重なった末に罪を犯してしまった加害者の存在は、どうしても他人事とは思えない。

ここまで言い切れる人ってあまりいないと思います。 でも、よく考えてみると、自分がそこそこ楽しく生きてこれたのは「運が良かっただけ」と言えなくもない。たぶん、かなり運が良かったんだと思う。運、不運で語れる問題なのかはわかりませんが、自分が被害者になる可能性もゼロではないし、加害者になる可能性もゼロではない。その、ゼロではないところでバランスを取って生きている。たぶん例外はなくて、誰でもそうだと思います。

でも、正義の人たちはそんなことはおかまいなしでやってくる。自分は絶対に100%正しいと思っている。そんな人ほど怖いのです。「正しいんだから何をしてもいいよね!」というむちゃくちゃな論理で襲いかかってくるのです。りずさんの感じている怖さって、たぶん正義の人の持つ怖さなんじゃないでしょうか。自分が正しいと思い込んでしまうと、自分が本当は不安定な場所に立っていることも忘れて、むちゃくちゃしますから。

罪に対していろいろと言うのは良いことと思いますが、人に対して糾弾するのは憎しみしか生みませんし、ちっとも生産的でもないし、ろくなこっちゃない。

みんななかよく。別に無理して合わない人と付き合えという意味ではなくて、少なくとも人と人がいがみあうようなことのないような、そんなふうになったらいいなと思います。とりあえず、つらつらと文章を書いてみました。合掌。

▼りずさんのブログはこちら▼

lizune.hatenablog.com