自由ネコさんに先を越された感が半端ないこちらの問題。
緑川愛さんの抱える問題に対して、自由ネコさんがびっくりするぐらいに豪速球を投げ込んだのがこちらの記事。
人気者になりたければ強くなれ
これ以上ないという答えです。文句のつけようがない。
しかしながら、私は自由ネコさんの出した答えとは全然違うことを考えていました。正解はひとつではないのです。いろんな考え方があっていいと思うし、選択肢はたくさんあるほうがいい。その中からひとつ、自分で決めた選択が、一番の最善手なのです。
さて、前置きが長くなりました。
緑川愛さんはプロボクサーですが、ブログの記事の冒頭の挨拶はこう書かれています。
プロボクサー兼ブロガー兼フリーライターの緑川愛です(*^・^)☆
プロボクサーでありつつも、ブロガーであり、フリーライターなのです。ということは、どんな相手も秒で倒すぐらいにべらぼうに強くなるのもアリですが、ボクシングの魅力を文章に叩きつけて、直木賞なり、芥川賞なりを獲ってしまえば、少なくとも生活には困らなくなりますし、知名度も上がりますから、放っておいても集客できてしまいます。
私はプロレスが大好きです。遠くの席でビールなんかを飲みながら、ぼーっとリングを眺めるのは最高だと思っています。ここまでプロレスを好きになった理由が、実は『週刊プロレス』です。文章でプロレスを読んで、想像力を膨らませて、いつかはプロレスを観に行こう!と思ったのが高校生の頃。実際にプロレスを観に行ったのはもっと後、確か社会人になってからだと思います。当時の週刊プロレスはターザン山本編集長の下、やったら熱い文章でガンガンに攻めてくるわけです。プロレスとは?から始まり、レスラーの生い立ちなどを特集したかと思えば、試合終了後の裏側を事細かに説明したり。いわば、文章でプロレスの魅力を学んだわけです。
一方で私はボクシングに関する文章を読む機会がほとんどなく、なんとなくルールは知っているけれど、よくわからないというのが実際のところです。そこで、緑川さんが現役のプロボクサーだからこそ書ける、ボクシングの魅力をガンガンに伝える文章で、世の中にアプローチしていくのもアリじゃないかなと思ったのです。
自由ネコさんは「人気者になりたければ強くなれ」と仰いましたが、私は「人気者になりたければ文章を書け」という選択もあるんじゃないかなと思った次第です。有名な賞を狙って、自分の半生を私小説にして綴ってもいいんじゃないかなと思います。
どんなジャンルであれ、文章から興味を持ったファンというのはめちゃくちゃ根っこが太いので、ちょっとやそっとじゃ動じませんし、ずーっとファンでいてくれます。そういえば、私が筋肉少女隊を好きな理由も、最初は大槻ケンヂの書いた文章を好きになったからです。まず、文章でボクシングの凄さを伝えていくのも方法のひとつです。
スポーツとはいえ、相手を殴るわけですから、パンチを出す瞬間はどういう気持ちなのか、自分をどう奮い立たせていくのか、いろいろと興味は尽きません。ただ、自分自身は体験をしたことがないし、わからない。だからこそ、書ける人が書くべきだと思うのです。
私は、べよべよと与太話を書いていますので、緑川さんはその間にボクシングの第一人者となって、書くことで日本にボクシングブームを巻き起こしてください。陰ながら、応援しています!合掌。
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