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読んで損する楽しいブログ

内のしと外のし

「内のしになさいますか?外のしになさいますか?」

店員さんに「しになさい」と言われて、言いようのないショックを受けたのも束の間、切るところを間違えただけで、別に「死になさい」と言われているわけでも何でもないことに気づいてほっとした今日この頃です、みなさんこんばんは。さきほどは百貨店での出来事です。

 世界有数の常識人として名高いことで有名な私ですが、残念ながら「内のし」と「外のし」の違いは知りませんでした。ストレッチ・プラムか、冬木スペシャルかは瞬時のうちに見分けることができるというのに、「内のし」と「外のし」の違いを知らないのは痛恨の極みではありますが、知らないものは知らないので、百貨店の店員さんに聞いたところ、ものすごく丁寧に教えていただきました。

「指一本分角度が違えば、もう違う技なんだよ。よく見ろ!」

間違えました。これは、初めて冬木弘道が冬木スペシャルを使ったとき、記者に対して言い放った言葉で、百貨店の店員さんの言葉ではありませんでした。

もっと言うと、のしって何?なのですが、それは何となくわからなくもないので、のしについては字の書いた紙のことということにして、「内のし」と「外のし」の違いを簡単に説明すると、「外のし」は包装紙の外側に「御祝」とか「御礼」とか書いた紙を巻いて、どどーんとアピールする方法。「内のし」は包装紙の内側に「御祝」とか「御礼」とか書いた紙を巻いて、包装紙をむいむいしたらじゃじゃーんと書いてあることが出てくる、奥ゆかしい方法です。

「内のし」の場合、包装紙をむいむいしたら「はずれ」と書かれている可能性もないわけではありません。

はずれだったら、ちょっとばかりイヤかもしれません。 かといって、あたりと書かれていても微妙な気持ちがしないわけではありません。

ちなみに、「外のし」と「内のし」どっちがいいのかというのは、ケースバイケースで一概には決められないようです。見た目が「外のし」で、包装紙をむいむいしたら、新たにのしが出てきて「外のし」がダミーで「内のし」が本物だったりするようなスペシャルなテクニックもないわけではないのですが、使いこなすのは難しいと思いますので注意しましょう。合掌。