やままさんのポッドキャストを聴いていたら、話の流れで私の名前と平成維新軍というフレーズが聞こえてきてびっくりしました。
内輪ネタについて語っておられます。
風をおこす、うちわの話ではありません。うちわファンの方は残念でした。うちわって暑いときにバタバタするだけのものかと思いきや、ジャニーズのライブでは推しに対して「私を見て!私のために何かをして!」とアピールするためのツールなんだとか。そして、自分の持っているうちわに反応してくれようものなら、そりゃあもう大変なことなんだとか。しかし、やままさんのポッドキャストの話はこんな話ではありません。
詳しくはぜひお聞き頂ければと思います。私は全然違う話をします。
漫才師がよく小学校のネタをするのは、多くの人が小学校に行っているからです。笑いを考えるときに大切なことは、共通認識があるかどうかだったりします。
観客が鉄道ファンばっかりだとしたら、大阪環状線では見かけなくなった103系のあるあるネタでどっかんどっかんウケるのですが、電車のことなんて何にも知らない人にとっては何がおもしろいの?となります。
プロレスファンばっかりが集まっているところで、越中詩郎率いる平成維新軍の話をしたらそれだけでどっかんどっかんウケるのですが、越中詩郎も平成維新軍も知らない人にとっては、ちんぷんかんぷんでちっともおもしろくないのです。
越中詩郎を知らないなんて人生半分以上損してると思うのですが、それは価値観の違いであって、ぐわぐわ団のポリシーである「みんなちがって、みんなかわいい」に反することにもなるので、無理に越中詩郎に関して勉強するように!と強制するのは控えますが、越中詩郎のことは知っておいて損はありません。
……このままだと、話が越中詩郎のことだけで終わってしまうので、本当に言いたいことを書くと、内輪ネタっておもしろく聞こえるのですが、こればっかりは喋り手のスキルが必要なのです。大泉洋のいとこのみっちゃんのモノマネはめちょんこおもしろいのですが、ほとんどの人がいとこのみっちゃんなんて会ったこともないのです。でも、おもしろい。これは大泉洋のなせる技です。
逆に、自分の全然知らない人が全然知らない人のモノマネをしてもおもしろくもなんともないのです。
えー、話がまとまらないのでそろそろ寝ることにしますが、内輪ネタで笑いを取ろうとする場合は、誰が聞いても面白いかどうかがポイントです。そして、だからどうしたというのが本音だと思うのです。うちわネタは内輪で楽しんだらよろしい。合掌。