ぐわぐわ団

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大学入学共通テストの採点にアルバイトの大学生を使うことに関して

共通一次がセンター試験になったかと思えば、今度は大学入学共通テストに移行するそうです。国立大学が一期校、二期校で分かれていた頃が懐かしい。とはいえ、今の受験生に一期校、二期校と言ってもちんぷんかんぷんでしょうし、下手すると共通一次って何?と言うかもしれません。時の流れは残酷です。

もしかしたら、東京大学を受験できなかった年があるなんてことも知らない人がいるかもしれません。学生運動が大盛り上がりしてしまい、安田講堂を占拠してエラいことになったのが1968年。その影響で翌年1969年、東京大学の入試が中止となってしまったのです。誰でも平等にチャンスが与えられるはずの大学入試において、こんなことがあってよいはずがありません。何ということだ!と声を荒立てたところで、昔の話です。周りの友だちは浪人するか、一橋大学などを受験していましたが、私はアメリカのコロンビア大学に進学し、そこでオバマ元大統領と知り合いました。以後、ずっと親交を深めています。彼が大統領になると電話をかけてきた時は驚きましたが、君なら大丈夫だと太鼓判を押したのは私です。アメリカ大統領に太鼓判。なかなか押せるものではありません。

与太話はそこそこにして、今度の大学入学共通テストの話。国語と数学に記述式問題を導入するとのことです。せっかくなので保健体育も記述式問題を導入すればいいと思ったのですが、そんなことをして何になるのかわからないので、とりあえず保健体育の話は横に置いておくとして、記述式問題の採点となると、機械でぎゃーっと採点するわけにもいかず、どうしても人の力が必要となります。AI(人工知能)が進化を遂げているとはいえ、まだまだAIに採点を任せるわけにはいきません。NI(天然知能)が必要なのです。

そこで、アルバイトの大学生でも採点できるようにすると文部科学省が言い出したので、反対する人がたくさん出てきています。受験生の将来をアルバイトの大学生がきちんと背負えるのか。公平な採点ができるのか。同じ解答をしたとしても、採点者によって点数に差が出てしまうのではないか。アルバイトの大学生だからという話でもないですが、記述式問題を導入するというのは実に難しい問題をはらんでいるのです。

ぐわぐわ団としては、大学受験をする気がないのでどうでもいいです。ひどい結論。合掌。