ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

ファーストバイトの思い出

みなさんはファーストバイトをいかがでしたか?

上の絵は何となく思いつくままに描いてしまいましたが、ファーストバイトっぽさが抽象的に表現されているのではないかと思います。耳、目、口、そして筋肉が強調されている姿はファーストバイトそのものです。ファーストバイトは人それぞれ、いろいろあるかと思いますが、だいたい上の絵で表現され尽くしていると思うのです。

冗談はこのぐらいにして、私のファーストバイトはお正月の郵便局の年賀状配達です。びっくりするぐらいの山岳地帯を担当することになり、高校生にはバイクは支給されませんので、自転車で配達することになります。

いかがでしたか?

いかがもへったくれもありません。坂道がキツすぎて、めちょんこ大変だったのです。坂道がキツすぎてサイドスタンドが役に立ちません。毎回毎回、がっちゃことスタンドを立てて、自転車をきちんと固定して、配達をせねばならんのです。しかも、途中に階段を50段ぐらいのぼらないとポストがない家があり、「郵便配達に何の恨みがあるんだろう」と思わざるを得なかったり、それはそれは大変なお仕事でした。

にも関わらず、高校1年から3年まで3年間、大学の受験勉強もそっちのけでバイトに勤しんでいました。冬休みはみんなが予備校の冬期講習に通っているというのに、なんとなく正月は郵便局で年賀状配達だということで、そりゃあもう3年目ともなると慣れてきますから、ちゃちゃっと配達を終わらせて、郵便局に帰ってからは楽しい仕分け作業です。配達は大変だったのですが、仕分け作業はなぜか無性に楽しかったのです。番地ごとにハガキをちゃっちゃかちゃっちゃか仕分けしていくのですが、1分間にどれだけの仕分けができるか、限界までチャレンジしていたのです。

そんなこんなで、郵便局のバイトが私のファーストバイトだったわけですが、本来ファーストバイトというのはそういう意味合いではなく、結婚式でウェディングケーキを神父が新郎に食べさせるという儀式です。覚えておきましょう。合掌。