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減価焼却とは何か

会社の数字を見るときにややこしいのが「減価焼却」という考え方です。例えば10億円出して工場を建てたとします。10億円使ったんだから10億円がまるっこその年の費用になるかといえば、そうではありません。では、どのように考えたらよいのでしょうか。

まず、火を起こします。キャンプファイアーができるぐらいの火が起こせれば一番よいのですが、そんなことをしたら怒られるというのであれば、焚き火ぐらいでも十分です。サツマイモをアルミホイルでくるんで、中に入れておくことを忘れてはいけません。

次に、減価を用意します。何のことかさっぱりわからない方、ご安心ください。私も同じです。減価を用意しますと書いたものの、何がなんだかさっぱりわかっていません。ただし、減価を焼却しないといけない以上、どうにかして減価を用意してください。ニトリかどっかに売っていると思います。なければ、市役所にでも相談してください。どうにかしてくれると思います。

そして、盛大に減価を燃やしましょう。それはもう豪快に。ごんごん燃やしてしまえばよろしい。これで、減価焼却は完了です。お疲れさまでした。

日本では、古くから「とんど焼き」や「左義長」と呼ばれた火祭りがあり、それが減価焼却の起源であると言われています。京都では五山の送り火、特に大文字焼きが有名ですが、これも減価焼却の起源であると言われています。今は会社の決算でしか見ることのできなくなった減価焼却ですが、昔は各家庭において減価焼却が行われていたのです。時代の流れで、大きな火を起こすことが難しくなったことが減価焼却が一般家庭において廃れてしまった原因かと思われます。

いかがでしたか。

大嘘も大嘘、嘘八百なので、最初から「なんじゃこりゃ?」と思われた方も大勢いらっしゃるかと思いますが、そもそも「減価焼却」ではなく「減価償却」が正しいので、間違えないようにしてください。私からのお願いです。合掌。