ロフトで売っていた、もりのはんこやさんのポチ袋がこちら。
「あぶく銭」と書かれています。
こんなの、欲しくなるじゃないですか。3枚180円だったので買いました。買ったはいいけれど、誰にあげてよいものやら。実に悩ましい問題です。
姪っ子ちゃんがもうすぐお誕生日なのですが「欲しいものなどない」と豪毅なことを言っているらしく、それならいっそのこと現金を渡して「果たして本当に欲しいものなどないのかな？現金を持っていれば、いつでも欲しいものが手に入りますよ」と、この世の仕組みを教えてあげたらよいのではないかと思ったのです。
そして、ポチ袋に入った「あぶく銭」。
いいですよね、あぶく銭。汗水流して、鼻水たらして、必死になって働いて稼いだお金というのはものすごく使いにくいのですが、あぶく銭なら「まぁいっか」と使ってしまいそうになります。なんせ、あぶく銭。泡のように突然現れたお金です。
石油王が現れて「気が向いたので君にあげよう」と言われて１万円をもらったとします。なんとなく、びゃーっと使いたくなりませんか？「せっかく石油王からもらった１万円だ、きちんと貯金して老後に備えよう」などと考える人は少数派だと信じたい。
老後2000万円足りないから頑張って貯めてね！といけしゃあしゃあと言われた我々としては、１万円でもしっかりと貯めねばならんのですが、かといって石油王からもらった１万円まで貯めねばならんのかというと、そういうわけでもないのです。
政府は、消費税を増税する代わりにポイントで還元するとかわけのわからんことを言っていますが、たしかにポイントだと「あぶく銭」っぽさがあるので、使わないと損するような気になります。景気対策としては間違ってはいないような気もするのですが、個人商店だと5％、フランチャイズでオーナーが個人の店だと2％、フランチャイズ直営の店だと還元なしとか、本当にどうしてここまでややこしいことを考えつくのだろうと思うぐらいにむちゃくちゃな仕組みで、それなら景気対策で消費税廃止！ってしちゃったほうがラクだと思うのです。
消費税を廃止すると税収は間違いなく増えるよ。騙されたと思って、政府は今からでも遅くないから消費税を廃止したらよろしい。消費税分が「あぶく銭」となって、世の中をぐるぐる回り出すから景気が良くなります。物事はシンプルに考えないとダメ。合掌。
