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書類総見とは何か?

テレビのニュースを見ていると、ちょいちょい「書類総見」という単語を耳にします。聡明な読者の方であれば、この時点ですでに与太話だというのは重々ご理解頂いていると思いますが、とりあえず最後までお付き合い頂ければ幸いです。

書類総見は馴染みがない方でも、稽古総見はほぼ全ての方に馴染みがあろうかと思います。稽古総見というのは大相撲の行事のひとつで、横綱審議委員会の主催で関取衆を集めて、稽古の様子を見守る恒例行事のことです。東京・両国国技館で行われる本場所前に開催されており、本場所が始まる前に、横綱の調子はどうだとか、大関は今場所は優勝争いに加わりそうだとか、いろいろと知ることができる機会となっております。

「稽古総見 稀勢の里」で検索をかけると、それはもう、がっくりくる記事がわんさかわんさか掘り出されます。ぜひ、ご覧ください。

それはそれとして、書類総見ですが、これは横綱審議委員会がとりあえず関取衆の釣書を見て、横綱の調子はどうだとか、大関は今場所は優勝争いに加わりそうだとか、いろいろなことに思いを巡らす大相撲の行事のひとつです。

今時のヤングメンは「釣書」なんて言葉も知らないかもしれません。 

釣書は、縁談の時にお互いで取り交わす自己紹介を載せた書面のこと。身上書と、同義語である。 縁談の時には、他に家族書、家系図という書面も取り交わすことが多いが、近年は釣書の中に含まれる場合が多い。元々は関西以西で使われている言葉で、対して関東は身上書としか呼ばなかったが、近年は関東でも釣書と呼ばれることが多い。

ウィキペディアからまるっこ引用してやりました。釣書の書き方みたいなサイトを見てきたのですが、本籍地から始まり、現住所、学歴、勤務先、趣味、特技、宗教、身長、体重、そして既往症と、センシティブ情報オンパレードすぎてびっくりしました。個人情報にやかましいところで仕事をしていたりすると、こんなの見たら気を失います。それぐらいにヤバい。特に、本籍地、宗教、既往症が激ヤバです。

そして「釣書」というネーミングセンス。結婚相手を釣り上げてやろうという意味でしょうか。書類総見なんてどうでもよくなってしまい、逆に「釣書」に興味津々です。学歴ハーバード大学で身長190cmで超有名企業勤務で既往症なしなんて人の釣書は「爆釣書」と言うのかもしれません。ちなみに、本籍地なんてのはどこにしてもよいので、皇居が本籍地の人もそこそこいると聞いたことがあります。 合掌。