ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

英語は道具だ

新幹線に乗っていたら(と書くと、まけもけという輩はやたらと新幹線に乗っているアピールをしまくっていて、新幹線に乗れない人への配慮もなく、実にひどい奴だと思われるかもしれませんが、私は毎日新幹線に乗っているわけではありませんし、新幹線は2等席しか乗りませんから別に贅沢をしているわけでもありません(と言いたいところですが、こだま号で東京まで行くのに「ぷらっとこだま」という素敵な乗り方がありまして、新大阪から東京まで4時間かかるのもののお安くグリーン車に乗れる素敵な方法がありまして、こないだはその「ぷらっとこだま」でグリーン車の体験をしてきたのです。とはいえ「EXこだまグリーン早特」を使えば、もっと安くこだまのグリーン車に乗れることがわかり、今度はそれにしようと心に決めたのですが、もはや東京に行く用事もなければ、やはり4時間新幹線に乗るというのは結構しんどいのです)……カッコが長すぎて、わけがわからなくなりました。一旦、落ち着きましょう。

さて、新幹線に乗っていたら、車掌さんが英語で「リメンバー、ピヨピヨ」みたいなアナウンスをしていました。東海道新幹線は車掌さんが自分で英語のアナウンスもするようになったそうです。

そんな英語のアナウンスにダメ出しをする人がいるようです。どっかの大学教授が「変な英語を聞かせるな。日本の恥だ!」みたいなことを書いていて、実にもんにょりしたのです。この大学教授さんはさぞ英語が流暢でお上手なんでしょう。英検4級を持っていたりするのかもしれません。

とはいえ、外国に行って、周りから聞こえてくるのはわけのわからん外国語の中で、いくらたどたどしいとはいえ、自分の国の言葉で語りかけてくれる人がいるのは嬉しいはずです。録音された音声だと、そういう気持ちにはなりません。

英語なんて道具でしかありません。道具を使って、いかに相手とコミュニケーションをとるかなのです。コミュニケーションなんてのは、別に英語でなくてもいいのです。外国人が悪いことをしていたら「ちゃあっそ、ワレ!」と大阪弁で凄んでやめさせるのもれっきとしたコミュニケーションです。

にも関わらず、どうにもこうにも英語を美術品かなにかと勘違いしている人が多い。きれいな発音、正しい文法、それは確かに素晴らしいことかもしれませんが、それよりも大事なことがあるのです。相手に伝えたいという気持ちです。新幹線の車掌さんには、その伝えたいという気持ちが確かに感じられました。

「リメンバー、ピヨピヨ」が何を言いたかったのかはさっぱりわかりませんでしたが、それはまぁよしとしましょう。

英語が全く話せないし、喋れないまけもけさんが偉そうなことを言いました。合掌。