京都人になったつもりでタイトルを書きました。
ちょいちょい「WordPressへ移転しました！」という方をお見かけするのです。「みんなちがって、みんなかわいい」ですから、否定するつもりは毛頭ありません。向こうに行っても頑張ってくださいね、という気持ちです。
一方、私はWindows98におまけでついていた「FrontPage Express」から始まり、「FrontPage」を買い、なぜか「XOOPS」を使い、それから「WordPress」にたどり着き、PHPやらCSSやらプラグインやらとにかく四苦八苦しまくった挙句に「こんな面倒なことやってられるか！」とさじを投げ、はてなブログに来た外来種です。はてなブログ純粋種ではありませんし、アメーバブログだとか、ライブドアブログといった、ブログサービスから来たわけでもありません。いったい何冊WordPressの入門書を買ったことかわかりませんが、とにかく「WordPressへ移転しました！」とお見かけするたびに「なんであんな茨の道を突き進むの？」という気持ちがふつふつと湧くのです。
収益一切関係なしだったからかもしれません。ただただ読みやすさだけを追求し、コンマ１秒早く表示される可能性を求めてプラグインを入れては画面が真っ白になるという大惨事を経験し、特に予約投稿がしっくりうまくいかないというのにものすごくフラストレーションを抱えて、次の日も仕事だというのに夜中の２時、３時までプラグインの相性がうんたらかんたらしてたりで、文章を書くのどころの騒ぎではなかったのです。
最近のWordPressがどうなっているのか知りませんよ。もしかしたら、私は現代社会において原始人みたいな話をしているのかもしれません。今はプラグイン同士の相性なんて気にすることもなく、するっとサーバーにインストールさえすれば、すぐに楽しく文章が書けるようになっているのかもしれません。たぶん、そんなことはない。
いまだにとある場所に放置してあるWordPressのサイトから「WordPressの更新をしなさい」というメールが届くのですが、見るたびにもんにょり。はてなブログに来てよかったと思うのです。結局、WordPressの悪口を書いたみたいになりました。合掌。
