日産自動車の西川社長が辞意を表明しました。
何が許せないって、西川社長は「さいかわ」と読むんですよ。ローマ字で書いたら「Saikawa」です。「にしかわ」じゃないんですよ、「にしかわ」じゃ。絶対に間違うっちゅうねん。おそらく、日産の社内では「にしかわ」の西川さんも間違えて「さいかわ」とよばれてしまったりするというか、社長をまちがえて「にしかわしゃちょう！」などとよぼうものなら、即解雇されてしまうのではないかと思わずにはいられません。
しかし、むちゃくちゃですよね、西川と書いて「さいかわ」と読ませるというのが。こんなことがまかり通るのであれば、元参議院議員の大阪芸人の大御所、西川きよしも「さいかわきよし」になってしまいます。横山やすしと西川きよしで「やすきよ」と略してよばれていましたが、仮に「さいかわきよし」だったとしたら、横山やすしと西川きよしで、やっぱり「やすきよ」になります。失礼しました。
そうじゃなくて、西川を「さいかわ」と読むなら、西郷を「にしごう」と読むのもアリなんじゃなかろうかと思うのです。西郷輝彦は「にしごうてるひこ」であってもよいはずです。しかし、正しくは「さいごうてるひこ」です。そう、やすやすと「にしごうてるひこ」にはなりません。実に難しいところです。
とにもかくにも、西川社長が「さいかわ」と読むことがどうにもこうにもやっぱりちょっとどうなんだと思うわけですよ、私個人的な思いとしては。別にどう読もうが勝手なんですよ、カルロス・ゴーンが実は「ちからルロス・ゴーン」だったとしても、それはそれで納得しないといけないのではないかと思わなくもないのですが、かといって、やはり「さいかわきよし」は私の中では受け付けないというか、違和感を感じるわけです。
西川は「にしかわ」であって然るべきですし、西郷は「さいごう」であって然るべきです。なんか、日産の社長を辞めるそうで、お疲れさまでございました。お風呂が沸く10分弱の時間で書きました。合掌。
