関西電力の偉いさんたちが、がっちょり金品をもらっていたことに対して、経団連の会長が「八木さんも岩根さんもお友達で、うっかり変な悪口も言えないし、いいことも言えない。コメントは勘弁してください」と言ったそうです。
この経団連の会長、いい年をして、本当の友達が何なのか、わかっていないようです。何が「うっかり変な悪口も言えないし、いいことも言えない。」でしょうか。友達が悪いことをしたのであれば、きちんと悪いと伝える厳しさが必要だし、それで離れていくのであれば友達とは言えません。相手に誠心誠意自分の気持ちを伝え、理解し合い、そして許す。お互い、時に厳しく、時に優しく、ともに苦しい状況を乗り越えていかねばなりません。
友達に対して悪口などもってのほかで、「うっかり変な悪口も言えないし」など、どの口が言うのかと問いただしたい。友達なら相手が聞いていないところであっても悪口など言うべきではないのです。逆に、誰かが陰で悪口を言っていたのであれば、それを止めるのが本当の友達ではないでしょうか。自分から「うっかり変な悪口も言えないし」と言うなんて、どうかしているとしか思えません。
辛口な事を言うようですが、「オレたち友達だろ？」と自分から言う輩にロクなのはいません。だいたい「オレたち友達だろ？」というセリフのあとには「焼きそばパン買ってこい」が続くのです。友達という言葉を悪用して、相手を服従させようとするのです。本当にロクでもない。
もしかしたら、経団連の会長と関西電力の偉いさんたちが「オレたち友達だろ？」の付き合いであるのなら、先ほどのコメントもわからなくはありません。友達とは名ばかりの「焼きそばパン買ってこい」な付き合いなら、悪口も言うでしょう。がっちょり金品を受け取っていたということですから、さぞや美味しい焼きそばパンを買ってくることでしょう。
経団連の会長と関西電力の偉いさんたちが本当の友達であることを願いたいと思います。合掌。
