直木賞と芥川賞の違いがいまいちよくわかっていないまけもけさんです。みなさん、ごきげんよう。とりあえず、直木賞も芥川賞も小説に与えられる賞であることは知っています。なぜ、私に直木賞も芥川賞ももらえないの?と不思議に思っていたのですが、最近ようやく理由がわかりました。小説を書いていないからです。
ブログをいくら書いても、直木賞はもらえないのです。じゃあ、難しくはありません。小説を書けばよいのです。
とはいえ、小難しい小説なんてのを書くつもりは毛頭ありませんし、世間一般の小説の枠に収まるようなものを書いてもおもしろくありません。とはいえ、素っ頓狂なぼんくら小説を書いても、どこの雑誌も出版社も取り合ってはくれません。
しかし、今はありがたいことに電子書籍があるのです。自分で好き勝手に書いて、自分で好き勝手に出版できてしまうのです。ありがたい時代です。
「舞姫」の主人公をバンカラとアフリカ人がボコボコにする最高の小説の世界が明治に存在したので20万字くらいかけて紹介する本
- 作者: 山下泰平
- 出版社/メーカー: 柏書房
- 発売日: 2019/04/26
- メディア: 単行本
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実は今、こんな本を読んでいます。明治時代に書かれためちゃくちゃな小説を紹介している本です。明治時代にも、素っ頓狂なぼんくら小説を書いていた人はたくさんいたようで、とにかく面白かったら何でもええやんという勢いだけで小説を書いてしまう人たちがいたのです。しかしながら、面白かったら何でもええやんの小説なんてのはさっさと消費されてしまい、何がなんだかわからないうちに目の前から消えてなくなってしまうのです。時代とともに残るものといえば、上澄みのとてもきれいで素晴らしい作品、例えば森鴎外の「舞姫」とか。名作と言われた作品だけが残り、明治時代は優れた文学がたくさんあったのだと勘違いするのです。
しかしながら、その裏には、名作と言われた作品よりももっと多くのぼんくらな小説が数多く生まれては消えていったのです。おもしろいんですよ。おもしろいんですけど、語り継がれるかというと、馬鹿馬鹿しすぎて語り継ぐまでもないというか。
この『「舞姫」の主人公を……』の本を読んでいる途中なのですが、好き勝手に小説を書くのも楽しそうだと思ったりしたのです。名作を書きたいわけではなくて、ただただめちゃくちゃで素っ頓狂なぼんくら小説を書いて、電子書籍をでっちあげて、なんじゃこりゃ?と思ってもらえたらそれでいいや、という感じ。
何を思ったのか、タイトルと表紙だけを先に作ってしまうという、ありえない順序で進めてしまっていますが、本当に書くかどうかはわかりません。
とりあえず、『「舞姫」の主人公を……』の本を読んでしまおうと思います。合掌。