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大きな旅

手についた枝豆のにおいが取れないのです。というのも、家路の途中で買った一袋150円の枝豆を塩でゴリゴリした後に水でさっと洗ってシリコンスチーマーにぶちこんで、電子レンジを使って500Wで5分加熱したら、できたての熱々枝豆ができあがるのです。別にシリコンスチーマーなんてハイカラなものを使わずとも、ラーメン鉢に洗った枝豆ぶちこんで、ラップをして電子レンジで加熱すれば同じようなことになります。枝豆は大好きだけど茹でるのが面倒という方にはオススメの食べ方です。

それでですね、枝豆を思う存分食べたのです。私はビールを飲んだりしませんので、ただただごりごり枝豆を食べるだけなのです。よって、手に枝豆のにおいがついてしまうのです。手を洗ったところで、なぜか枝豆のにおいがとれません。このまま、ずっと枝豆のにおいが取れないかもしれないと思うと、途端に気が重くなります。天寿を全うし、火葬されるまで、においがとれないとなれば、生きている間はずっと「手から枝豆のにおいがする人」として有名になることでしょう。それはできれば避けたい。

昔、火葬されるのが怖かったことがあります。死んだら火葬されると聞いて、本気で怖くなって「死にたくない!」 と泣いてしまったことがあります。「だって、焼かれたら熱いやん!そんなんいやや!土葬がいい!」もっともなことです。土葬であれば、熱くはありません。しかしながら、手についた枝豆のにおいが取れないまま、地中の中でずっと眠り続けることになるのです。それはそれで困ったことだと思います。

話がどっかに行ってしまいましたが、日曜日の朝、NHKで『小さな旅』という紀行番組を放映しています。『小さな旅』があるんだから、『大きな旅』があってもよいのではないでしょうか、というのが今回の話題のつもりだったのですが、思いのほか枝豆の話が長くなってしまいました。『大きな旅』の話は、また別の機会に致しましょう。合掌。