ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

東洋医学と西洋医学のあいのこ「コフト顆粒」

こんなお薬があります。

葛根湯と総合かぜ薬を混ぜた、東洋医学と西洋医学のあいのこみたいなお薬です。

風邪っぽいな〜と思ったときに、薬局でこの「コフト顆粒」を見つけて、ぶっちゃけおもしろ半分で買ってしまいました。そして、個人の感想ですから、はっきりと書いておきましょう。効いたのか、効いてないのか、さっぱりわかりません。ただ、風邪はひきませんでした。ということは、実はがっちり効いているのかもしれませんが、劇的に症状が治まった!みたいな実感はちっともなくて、なんとなく風邪っぽいが風邪っぽくないに変わっただけです。

ただ、この「どっちも混ぜたらええやん」というコンセプトは大好きです。ものすごく乱暴なんですよね。風邪に対してどうすればよくなるのかをとことん突き詰めた結果「この成分が効く!」みたいな精緻さは微塵もなく、葛根湯は風邪のひきはじめに効くけど、それだけだと何となく頼りないから西洋医学もぶち込んでしまおう!という文系っぽい考え方。お刺身と餃子を食卓に並べて「どっちも美味いから食べや!」みたいな豪快なおかんのようなスタンス。そりゃ、どっちも美味しいけど……と思いつつも、食べたら美味しいわけです。

何かひとつにこだわって突き詰めていくのも素晴らしいことですが、とりあえず何でもいいからやっちゃるという姿勢も素晴らしいのです。「コフト顆粒」は、そんな考え方を指し示してくれる素晴らしい薬だといえます。

もちろん、お薬ですので、飲み方をきちんと守って、何か不安点があれば、まずは薬剤師の方にきちんと相談をしたうえでお飲みください。ぐわぐわ団で書いてあった「コフト顆粒」の生き様に共感を覚えたので乱用する、なんてことはぜひお控えいただきたい。「コフト顆粒」を大量摂取によって生命の危機に陥ったからといって、ぐわぐわ団は責任を取ることはできかねます。

ちなみに、この「コフト顆粒」は日本臓器製薬というホルモンっぽい名前の会社の製品です。みなさん、ウォルター・アントニーさんの出てくるテレビCMを一度は目にしたことがあると思います。覚えておきましょう。合掌。