ぐわぐわ団

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洗剤とパン

コンビニで洗剤とパンを買いました。

すると、店員さんが別々の袋に入れようとするのです。

「一緒でいいですよ。」

「ええっ!」

いや、「ええっ!」は言い過ぎました。とはいえ、ちょっと驚かれます。

「ほんまにええんでっか?」

そんな感じになります。

逆に考えましょう。洗剤とパンを一緒の袋に入れようとすると烈火の如くお怒りになる人がいるのかもしれません。

「洗剤とパンを一緒にするなんて非常識でしょう!」

と頭の血管を全てぶち切る勢いで怒り狂う人がいるからこそ、店員さんは洗剤とパンを別々の袋に入れようとするのです。それ以外に、洗剤とパンを別々の袋に入れようとする理由が見つからないのです。

洗剤が袋からじわっとでも染み出してくるのなら、パンと一緒にしてはいけません。パンが洗剤まみれになってしまいます。とはいえ、パンも袋に入っているのですから、正確に言うとパンの入っている袋が洗剤まみれになるだけの話で、パンに何ら影響があるわけではありません。

洗剤が袋から染み出してくる可能性はゼロです。洗剤が染み出してきたところで、パンは袋によって守られているので、パンそのものが洗剤まみれになることはありません。

ものすごいレアケースですが、通り魔が襲ってきて、洗剤の袋とパンの袋を包丁でスパーっと切るなんてことがあれば、パンが洗剤まみれになる可能性はあります。しかし、通り魔が襲ってきて、パンが洗剤まみれになる可能性はいかほどでしょうか。人生で一度あるかないかではないでしょうか。

もしくは、殺し屋がライフルで狙ってきて、運良く弾がそれて、洗剤とパンの入った袋に命中した場合、パンが洗剤まみれになる可能性はあります。しかし、殺し屋に命を狙われること自体、可能性は限りなくゼロに近いといえます。

「洗剤とパンを一緒にするなんて非常識でしょう!」

と怒り狂う人はいったい何におびえて生きているのでしょうか。

仮に、洗剤とパンを一緒の袋に入れているときに通り魔に襲われたり、殺し屋に狙われて、パンが洗剤まみれになったとしましょう。その時、コンビニに引き返して、

「洗剤とパンを一緒にするからこうなったのよ!」

と猛烈にクレームを入れる人がいるでしょうか。いませんね。洗剤とパンは一緒の袋に入れてもらったほうがエコ……とかはどうでもよくて、大きい袋に入れてもらえるのでお得なのです。小さい袋2つもらうより、大きい袋1つもらうほうが何かと後々便利なのです。合掌。