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発言を撤回せよと迫ることの愚

ぼんくらな政治家や、スカタンな文化人があんぽんたんなコトを口にして大騒ぎになって「発言を撤回せよ!」と祭になることがしばしばあります。 ぼんくらやスカタンの発言であればいざしらず、時と場合によっては何でもないような人がSNSで「カレーを食べた」と口にしただけで「カレーを食べられない人に対して不謹慎だ!発言を撤回せよ!」と、半ば言いがかりをつけたりする人もいるようです。世の中の闇は実に深いのです。

気になるのは「発言を撤回せよ!」と迫ることについてです。発言を撤回したところで、発言した事実は変わりません。本当に撤回するとなれば、ドラえもんにタイムマシンを借りて、発言する直前まで戻って、マンモス西のねじりん棒にパラシュート部隊*1でもって発言しないようにするしかありません。もしくは、タイムウォーカー零に依頼するなんて方法もあります。

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こんな感じのタイムマシンを使うのもよいかもしれません。『バブルへGO!」という映画は、バブル時代はよかったとしみじみ思わせてくれますので、懐かしいと思われるかたはぜひご覧ください。

『Dr.スランプ』でもタイムスリッパーという千兵衛さんの発明品がありましたね。

タイムマシンのことばっかりになってしまったので話を戻しますが「発言を撤回せよ!」と言ったところで、発言なんてのは実際のところは撤回できません。映像や音声に残っていなくても、誰かの記憶には残ってしまいます。記憶を消す、なんて物騒なこともできません。記憶喪失だなんだという話もいろいろありますが、それを語り出したらまた大変なことになるので今回はその方向には話を膨らませることは致しません。

何が言いたいのかというと、あんぽんたんな発言をした背景や理由といったことを丁寧に確認し、何が問題なのかをはっきりさせたうえで、後はその人が今後どうするのかが大切なのではないでしょうか。はっきり言ってしまうと「発言を撤回せよ!」などという物言いは言葉狩りでしかなく、私にはものすごく野蛮な行為にしか思えません。

「みんなちがって、みんなかわいい」

お互いに歩み寄れる世の中になってもらいたいです。そして、私は「発言を撤回せよ!」と言う人に対しては「発言を撤回せよ!を撤回せよ!」と言いたいと思います。合掌。

*1:わかんない人は「あしたのジョー」を調べてください。