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フィギュアスケートに関して

フィギュアスケートを観ていると、選手がジャンプをして転んだときにため息をつく人がいたり、「あー……」と口に出したり、実況の人なんかも「おおっと、転倒!」みたいに言ったりするのですが、そもそも論としてジャンプして転ばないほうがおかしいのです。転ぶのが当たり前なのです。ため息をついたり、残念がったり、転倒だと騒ぎ立てるのがおかしいのです。

考えてもみてください。あなたは、スケート靴を履いて、氷の上でジャンプすることができますか。回転などしなくてもいいです。とにかくジャンプするだけ。それだけでもめっちょこ怖いですし、普通の人ができることではないとわかるはずです。

もっと言うと、ジャンプなどしてはいけないのです。『天空の城ラピュタ』でシータが言った言葉を思い出してください。 

今は、ラピュタがなぜ滅びたのかあたしよく分かる。ゴンドアの谷の歌にあるもの。”土に根をおろし、風とともに生きよう。種とともに冬を越え、鳥とともに春を歌おう”。どんなに恐ろしい武器を持っても、たくさんの可哀想なロボットを操っても、土から離れては生きられないのよ。

少なくとも、土から離れて、氷の上でジャンプしては生きられないのです。こういうことをちっともわかっていない。だから、3回転だ、4回転だと騒ぎ立て、基礎点に出来栄え点をと一喜一憂することになるのです。大切なことですので、もう一度言います。私たちは土から離れては生きられないのです。 

じゃあ、あのフィギュアスケーターたちはなぜ地球の重力に逆らってまでジャンプしているのでしょうか。氷の上でスケート靴を履いてジャンプするなんてことができないということはすでに先ほど述べたとおりです。無理なのです。しかし、私たちはジャンプしているように見えるのですが、あれはイリュージョンです。ジョニー広瀬の手品のようなものなのです。そうじゃないとおかしいのです。ぐるぐる回るだけでもすごいのです。頑張りましょう。合掌。