ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

TDKの元会長の私の履歴書

日経新聞の1面の裏に、実はこっそりめちょんこ大人気連載『私の履歴書』があるのはみなさんご存知だと思います。いわゆる偉いさんが自身の半生を1ヶ月かけて語り尽くすのですが、波乱万丈な人生を送っている人もいれば、もうびっくりするぐらいにガッツリ手堅く着実な人生を送っている人もいて、まさにぐわぐわ団のスローガン「みんなちがって、みんなかわいい」だったりします。

そして、日経新聞を読んでいる世の中の経営者の方々は「いつか私も『私の履歴書』に!」と息巻いているのです。

さて、12月の『私の履歴書』はTDK元会長の澤部肇さんでした。私は『私の履歴書』には興味がないのでちっとも読んでいなかったのですが、最後の文章が偶然目に入ってきたのです。こんなの。

55年間はまさにおとぎばなしのごとしである。今は、さらばTDK、そして本当にありがとうTDKという気持ちがする。私は生まれ変わったらまたTDKに入りたい。

宝塚のトップスターが退団するときに口にする言葉とそっくりです。違うところと言えば55年間もいたということぐらいでしょうか。 

しかしまぁ、これを読んでTDKの中の人はどう思うのでしょう。TDKに勤めているわけではないので想像でしかないのですが、

「そりゃまぁ、会長にまでなったんだし、居心地は相当よかったんだろうなぁ。」

「また入りたいって、勘弁してくれよ……」

「応募してきても落とす。」

ぐらいのことを思っているんじゃないのかなぁと思ったりするのです。先ほど書いたように、私は『私の履歴書』には興味がないのでちっとも読んでいなかったので、この元会長がどんなふうに会社員生活を送り、社長として、会長として何をしたのかをちっとも知らないので、本当に想像でしかないのですが、さっきみたいに思っている人はある程度いるんじゃなかろうかと、ついつい考えてしまうのです。

いや、もしかしたら「是非、来世もTDKに入社していただきたい!」とみんなが思うような素晴らしい人なのかもしれません。『私の履歴書』を読んでいないのでわかりませんが、どうなんでしょう。ちっとも興味はありませんが。合掌。