ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

着てはもらえぬセーターは

昨日は、都はるみが「着てはもらえぬセーターを寒さこらえて編んでます」と歌っていたことに対して「非生産的だ!」とけちょんけちょんに辛辣な意見を述べてしまいましたが、実はあまり反省はしておりません。どちらかというと、引き続きけちょんけちょんに辛辣な意見を述べたいと思う次第であります。述べたりないのです。話があっちこっちに飛んで、知らないうちに煙に巻いて終わりというのはぐわぐわ団の常套手段でもあるのですが、知らないうちに煙に巻いて終わらせると、途中のことなどみなさん頭からすっ飛んでしまって、炎上しそうな題材であったとしても、煙が立たないのです。煙に巻いているというのに煙が立たないとはどういうことだと思われるかもしれませんが、難しく考えれば考えるほど難しくなるので、ここはひとつ穏便に済ませていきたいと思うのであります。

「着てはもらえぬセーターを……」のくだりですが、おそらくほんのわずかではあるものの「着てもらえるかもしれない」という希望があるからこそセーターを編んでいるのではないかというのもわからなくもありません。もちろん、相手が菅田将暉というのであれば100%どころか120%着てもらえる可能性がないとは言えるでしょう。ただし、自分が広瀬すずであったり、オードリー・ヘップバーンであるならば、SSレア並みの確率でほんのわずかに可能性がありますが、世間一般の庶民であれば菅田将暉にセーターを編んで着てもらえるなどという身に余る光栄を賜ることなどできようはずもないのです。

努力すれば夢は必ず叶うというのは世迷言です。いくら努力してもダメなものはダメなのです。ただ、この言葉を頭で理解するのではなく、生きて、生きて、生き抜いた後に生きた証として理解するのであれば、努力しても夢は必ずしも叶わないという言葉は逆に救いの言葉となるのです。

着てもらえる可能性が低いけれども、絶対確率ゼロとも思っていないということであれば、編むなとは言いませんが、自分の人件費や材料費などを考えると、素直にユニクロで買ったほうがよいと思うのです。合掌。