ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

ビジネス文書の書き方

ぐわぐわ団のようなしっちゃかめっちゃかなブログでも、ずーっと続けていると「毎日すごいですね!」と女子校生から声をかけられたりして、鼻高々になったりすることもないわけではないというか、ないのですが、いいことばかりではありません。ブログを続けることで弊害というものも出てくるのです。女子校生に声をかけられるのが良いことだとすれば、悪いことの筆頭が「ビジネス文書が書けなくなる」のです。

「あなたは早漏ですね。」とブログでなら簡単に書ける文章であっても、ビジネス文書にするにはいろいろと難しいのです。「あなた」などと軽々しく使ってはいけません。ビジネス文書で「あなた」などと使ってしまうと、「あなた=不倫相手」と認識されてしまって、その文章が他の人の目に触れようものなら「いかがわしい!」と言われて、「不倫ホットライン」に通報され、蚕されてしまうのです。本来は解雇と書くべきところですが、Macの変換ソフトが突然「蚕されてしまう」という面白い変換をしてくれたので、とりあえずそのままにしてみました。

「あなた」ではなく、ビジネス文書では「貴殿」が正しい表記となります。相手が女性であっても「貴殿」で良かったかと思います。もともとは「御主」という言葉も使えたのですが、時代の流れでなんとなく上から下へのイメージがついてしまい、「御主」は使われなくなりました。ですので「貴殿」を使いましょう。

そして、語尾は「候」です。これは戦国時代から長く続く決まり事で、他に選択肢はありません。何事も「候」をつける。これがビジネス文書の決まりなのです。

さて、先ほどの例文「あなたは早漏ですね。」は、「貴殿、早漏で候。」となるわけです。ビジネス文書ならではの書き方で、ブログでこのような書き方をするのは逆に不自然です。

ですから、ついつい取引先に「貴殿、早漏で候。」と書かねばならないところを、無意識のうちに「あなたは早漏ですね。」と書いてしまい、上司からの手直しを受けるのです。実に鬱陶しい。合掌。