ホリエモンが帯にデカデカと出ているので若干もんにょりしつつも、なんとなく気になったので読んでみました。
先にお断りしておきますが、「営業は、いらない」です。「営業、入らない」ではありません。「営業はらたいら」でもありません。はらたいらなんて知っている人が令和の時代に何人いるんだろうと心配になりますが、気にしていたらぐわぐわ団など書けません。クイズダービーでやたらと倍率が低かった人です。漫画家だったはずなのですが、はらたいらの漫画を読んだことがありません。
さて、この『営業はいらない』という本ですが、めちょんこ簡単にざっくり言うと、みんなが欲しいと思うものを売れば営業しなくても売れるから、経営者はそのように戦略を練ったらよろしい、という話です。営業マンに対しては、あんたらは営業という経験を生かして、これから経営者になればよろしい、と書かれています。
ざっくり言い過ぎているかもしれませんが、テスラの電気自動車や、バルミューダの扇風機などを例にあげて、丁寧に説明してくれていますので、説得力がありました。ぐわぐわ団の今後の運営の参考にさせて頂きました。
確かに、iPhoneが欲しい人はiPhoneが欲しいのであって、スマホが欲しいわけではないのです。Apple製品が好きな人がたくさんいて、ファンを増やしていくことで、経営基盤を盤石なものとしていくというのは理にかなっています。とりあえず作りましたみたいなものは価格で勝負するしかないので、無理やり値引きだなんだとしんどいことになってしまって、結局は矢面に立つ営業マンが苦労するのです。
かんぽ生命の問題などは、売れないものをむりやり売ろうとするから出てきた問題のような気がします。かんぽ生命の場合は、世の中の金利が低いという根本的な問題はあるものの、経営者が売るものをしっかりと見極めて、いかに売れるストーリーを作るか、売れる戦略を立てていくかが大切だということです。
さて、ぐわぐわ団の今後の運営にどう参考にするのか、何といってもぐわぐわ団は「読んで損する楽しいブログ」ですから、どうしたらよいのでしょう。予断を許しません。合掌。