ぐわぐわ団

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睡眠負債に関する考察

本屋さんに行くと、「決算書の簡単な読み方」とか、「決算書はココがポイント!」とか、決算書の見方を解説する本がたくさん並んでいます。決算書といっても、貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書など、いろいろ種類があります。

今回は貸借対照表のお話。貸借対照表というのは決算日に何を持っているのか、誰かに返さないといけないものはいくらあるのか、返さなくてもいい自分の財産はいくらあるのかがわかりやすく表になっているものです。

例えば、財布の中身が1000円で、そのうち500円はお母さんに返さないといけない場合、資産は1000円、負債が500円、純資産が500円になります。そんなに難しいものではありません。よく「債務超過」という言葉を目にすることがあると思いますが、「債務超過」というのは1000円持っているけれど、お母さんに1200円返さないといけない場合です。財布の中の1000円でお金を返しても借金が残る、そんな状況だと考えればよいでしょう。すってんてんなのに借金が!という、しんどい状態です。

さて、貸借対照表に関してはご理解頂けたかと思います。ただ、ぐわぐわ団で決算書の読み方教室を開くつもりは毛頭なくて、巷で「睡眠負債」という言葉を見かけたのですが、睡眠負債というものがあるならば、資産は何だろう?純資産は何だろう?と考え出してしまい、いろいろぐるぐると考えた結果、資産は時間、純資産は健康ではないかとひらめいたのです。睡眠時間を削って睡眠負債が増えれば増えるほど、使える時間は増えます。そして、健康でなくなれば自分の使える時間は減っていきます。

睡眠負債がどんどん増やして時間を作っても、健康でなければ使える時間は減ってしまいますし、睡眠負債が増えすぎて債務超過にでもなろうものなら、健康が害されてしまうということになります。

これを、時間と睡眠、健康の貸借対照表と名付けて、自分の時間を作るためには睡眠負債を増やすよりも健康でいることを重視すべきではないでしょうか?といった、もっともらしいことを言って、セミナーを開いて、怪しい健康食品を販売する道に進むのも一興ではなかろうかと思ったのですが、悪どいことをするのも性に合わないので、たくさん寝ましょうという、ありふれた結論でこの話は終わりにしたいと思います。合掌。