ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

ドラッグストアの店員さんが大変

ドラッグストアの店員さんがめちょんこ大変な目に遭われているようです。

「マスクはないのか!」

「どうしてマスクが売ってないのよ!」

「本当は隠しているんだろう!さっさと出せ!」

マスクがないのは需要と供給のバランスが崩れてしまったせいなので、誰が悪いわけでもありません。一部で買い占めとかしているボケナスどもは後々バチが当たりますから放っておくとして、矢面に立っているドラッグストアの店員さんには何の非もありません。にも関わらず、マスクがないという事実に対して罵詈雑言を浴びせられたら、そりゃもうイヤになるに決まっています。私だったら自分に全く責任のないことで「あほ!ぼけ!かす!」と言われた日には1時間でメンタル崩壊します。

電話で「マスクないの?」と聞いてくる人もたくさんいるんだとか。「ありません。」と答えると「いつもおたくで買い物しているんだから取り置きしておいてちょうだいよ!」と突っかかってくる人もいるようで、そんな人ほど一見さんだったりするんですから手に負えません。

それもこれも、失われた20年の間に「お金」が偉くなりすぎたからだと思います。日本はモノよりもお金が力を持ってしまったため、消費者がつけ上がってしまったのです。モノが不足していてお金の力が弱いところだと、店員さんが「ありがとう」なんて言いませんし、逆に売ってやっているぐらいの態度だったりします。それもどうかと思いますが、とにかくバランスが大切だと思うのです。

さて、ここで思考テストをしましょう。

在庫のマスクは1枚だけ。お客さんは2人で、一人は暴言を吐きまくるお金持ち。もう一人はすごく誠実だけど貧乏。マスクを付けていないと死んでしまうウイルスが蔓延していて大変な状況だとします。「金はいくらでも払うからさっさとマスクをよこせ!」とお金持ちは叫び、貧乏なお客さんはもうあきらめた感じで静かに立っています。さて、どちらのお客さんにマスクを売りますか?

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答えは簡単です。マスクは自分で使う、です。ドラッグストアの店員さんには自分の身を守ることを第一に考えてもらえたらと思います。合掌。