ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

パリのフランス人

「キャッツ」や「ライオンキング」で有名な劇団四季が今、京都で「パリのアメリカ人」というミュージカルをしているはずだったのですが、例のウイルスのせいで公演中止になっています。実に残念なことです。

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私はミュージカルにはとんと疎くて、ちっともわかっていないのです。「パリのアメリカ人」がどんな話なのかも存じ上げません。フランス花の都・パリでアメリカ人が英語で道を聞こうとしたら、フランス人が「シルブプレー、フランス語シャベレー」と英語を許さないイヤミをぶちかまして、アメリカ人が怒りの舞踏を繰り広げるんだろうなぁという想像をふくらませることぐらいしかできません。実際にこんな薄っぺらい話であったなら、逆にちょっと観てみたい気もします。

フランス人は英語が大嫌いで、英語を聞くとじんましんが出たり、おぞぞが走ったりするのです。とにかく英語が体質に合わないのです。私もフランス人の血がたぎっておりますので、高校時代は英語で赤点取りまくりでした。高校1年の1学期の終わり、夏休みの宿題はこれです!と隅から隅まで英語しか書いてない本をぽんと渡されて「この本を読んできなさい。夏休み明けのテストはこの本から出題します。」と言われて、ぎゃーと叫びました。知らない単語だらけです。書いてある単語を拾ってみたところで、dogとappleぐらいしかわかりません。一体、この本は何を書いているのだろう。読もうとしても身体が壮大な拒否反応を示し、ちっとも読み進めることができません。

結局、夏休み明けのテストで18点という高得点を取ることができました。もちろん、満点は100点です。フランス人だから仕方がないと思いつつも、さすがに18点というのはひどいなぁと思ったものです。フランス語で書かれている本ならいくらでも読めたというのに、英語だから18点しか取れなかったのだと言い訳をしましたが、日本の英語教育はフランス語を認めません。私はますます英語が嫌いになりました。

それはそうとして「パリのフランス人」というミュージカルを考えたのですが、パリ市民のほとんどが「パリのフランス人」なので、大した話になりそうにありません。残念なことです。合掌。