ひきこもることで世の中に貢献ができるのであれば、全力でひきこもりたいです。
刑務所に入れと言われたらイヤですが、自分の家でひきこもりなさいということであれば、喜んでひきこもりたい。なんせ、10年近く使っていたケーブルテレビのセットボックスを入れ替え、テレビも4K対応テレビにしました。しかし、本音を言うと、あんまりテレビを見ません。『麒麟がくる』はめちょんこ楽しみにしていますが、逆に言うと、それぐらいだったりします。せっかくケーブルテレビのセットボックスを入れ替えるんだったら、『麒麟がくる』を4Kで見たい！という欲望がむずむずしてしまい、テレビも買い換えてしまいました。経済を少しでも回そうと必死だったのです。
とはいえ、43型のテレビだとハイビジョンでも十分画面はきれいですし、4Kだからといってめちょんこ美しいと大騒ぎするほどでもないのです。これが実に微妙なところで、4Kで見たら「ああ、やっぱり4Kはきれいだなぁ」と思うものの、ハイビジョンで見ても「ああ、別にハイビジョンでも十分きれいだなぁ」と思うのです。
以前に何度も書いていますが、私が以前住んでいたところは、タヌキが出るようなど田舎で、屋根裏ではアリエッティではなくイタチが走りまわります。もちろん、テレビの電波の受信状態というのはひどいもので、ナウシカやクシャナが二重に見えるというひどいところでした。地域全体でNHKと喧嘩して、村全体でNHKの受信料を払うな！払ったら村八分だ！みたいな抗争も繰り広げて、とにかくテレビの画質をどうにかしてくれとアニメ好きな私は涙したものです。
結局、ケーブルテレビの会社が各家庭にケーブルを引っ張ってくれたおかげでシータやパズーが二重に見えることはなくなりましたが、そんな苦難を乗り越えてきているので、ハイビジョンや4Kなんてのは綿100％の服みたいに贅沢なのです。スフで我慢しなさい。戦時中はスフの服を着ていたでしょう。
「綿よさらば、スフよこんにちは」というポスターを教科書か資料集で見た記憶があるのですが、ネットで探しても出てこないので、もしかしたら幻覚を見ていたのかもしれません。ちなみに、スフとはレーヨンという化学繊維のことです。合掌。
