トイレットペーパーはシングルがよいのか、ダブルがよいのか、世間では喧々諤々の問題でございます。これは、政治、宗教、野球の話題と同様に、バーのみならず酒の席ではするべきではないとされているタブーの話題なのですが、ぐわぐわ団はバーでもなければ、酒の席でもないのでタブーに挑みたいと思います。よろしければお付き合いください。
さて、トイレットペーパーのシングルというのは、ぺらぺらの紙が１枚だけで巻かれているものです。ダブルというのは２枚重ねて巻かれているもので、分厚くなる代わりに２枚重ねということもあり、なくなるのが早うございます。使う長さを半分にすればよいのですが、シングルに慣れている人はダブルであっても勢いべーっと引っ張って使ってしまい「なくなるのが早いやんけ！なんでやねん！」とゴネて、トイレットペーパー屋さんにクレームの電話を入れたりすることがあります。大阪に住んでいる人は一度や二度、必ずクレームの電話を入れています。私はまだ理性が残っているのでクレームの電話を入れたことはありません。しかし、大阪の水を飲んでいれば、いずれダブルのトイレットペーパーを使った時の減りの早さに恐れ慄き、そして怒り、クレームの電話を入れてしまうことでしょう。大阪に住んでいる以上、やむをえないこととはいえ、できる限りそのようなことがないよう、気をつけたいと思います。
話がどっかに行ってしまいました。シングルがよいのか、ダブルがよいのか、二択で考えるからもめるのです。ここはひとつ、トリプルはいかがでしょうか。
びっくりすることに、適当に思いつきで「トリプルはいかがでしょうか。」なんて書けばオチがついていいやと思っていたのですが、本気でトリプルのトイレットペーパーがあるのです。びっくりしました。
じゃあ、トリプルの上をいきましょう。トリプルの上は何かというと、クアドラプル（4枚重ね）、クインティプル（5枚重ね）、セクスタプル（6枚重ね）、セプタプル（7枚重ね）、オクタプル（8枚重ね）、ノナプル（9枚重ね）、ディカプル（10枚重ね）です。
「今日は景気よくディカプルでいこか！」
「きゃー！お金持ちー！」
みたいな未来。あっという間になくなりそうでイヤ。合掌。
