詰将棋はご存知だと思います。
では、瓜将棋はご存知でしょうか。
パッと見で「つめしょうぎ!」と読んでしまった方、ご愁傷様です。「瓜」は「うり」と読みます。「つめ」は「爪」です。「爪」と「瓜」だけで並んでいたらわかるのですが、このように引っかけ要素があると、わからなくなるのです。とはいえ、瓜将棋もわけがわかりませんし、爪将棋もわけがわかりません。詰将棋に関して、今から説明をさせて頂きたいと思います。
まず、詰将棋というのはどういうものかと言いますと、負けたら小指を詰めるヤクザの将棋です。大仁田厚のノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチみたいなものだと思ってもらえたらよろしいかと思います。ここぞというときに親分同士が詰将棋をするのです。
先日、りずさんのこの記事を読んで、私も『教養としてのヤクザ』という本を読んだのです。ヤクザはいろいろ大変みたいです。しかも、ヤクザに対する締め上げがキツキツで、ヤクザはもはや衰退していくしかないのではないかという寂しい結論でございました。
本の感想はりずさんのブログでめちょんこおもしろく書かれていますのでご覧ください。
それはそうと、ヤクザというのは組同士の抗争がなければ、強さアピールができないのです。しかし、今のご時世、何かというとすぐにしょっぴかれてしまいます。ドンパチ抗争なんてしようもんなら、実行犯の鉄砲玉だけではなく親分までもが根こそぎ警察に捕まってしまい、組の存亡の危機になったりもするので、なかなか大っぴらにドンパチもできません。そこで、詰将棋なのです。
「王手じゃあ!」
「まだまだ、ワシの小指は貴様には渡さん!ほら、こちらも王手じゃ!」
「ぎゃあ!」
このような戦いが数年に一度、行われているのです。本屋さんに行くと、詰将棋の本がたくさんありますが、小指を賭けた真剣勝負の棋譜が載っていますので、将棋が強くなりたい人は買って勉強するとよいでしょう。合掌。