なんとなくマスクが手に入るようになりました。ありがたいことです。
とはいえ、ちょっと前に通販で買ったのは中国語しか書いていなくて、耳をかけるところがどうみてもパンツのゴムで、不織布を出来の悪いミシンで強引にぬいぬいして作ったようなもので、がっかりしました。その後、路上販売の、そこそこしっかりした作りのマスクを手に入れたのですが、それもずーっとつけているとじわじわだんだん耳が痛くなってくるのです。
マスクが手に入らなくて、何度も何度も使い捨ての不織布マスクを手洗いして使い回していた頃から考えると、めちょんこありがたいのですが、私としては、長くつけていても耳が痛くならないものが手に入らないのはやっぱりストレスです。
そんな中、いつもお茶を買っているローソンでアイリスオーヤマのマスクがしれっと売っていたのです。試しに買ってみてつけてみたのですが、長時間つけていても耳は痛くならないし、メガネもくもらないし、「さすがアイリスオーヤマ!」と感動しました。
結局、ポッと出のよくわからないところがパチモンを作ったところで、所詮はパチモンでしかなく、普段からしっかりとしたモノを作っているところが頑張ってくれないといけないのかなと思うのです。たとえお金がたくさんあっても、しっかりとしたモノを作ってくれるところがなければ、どうにもならないというか。
例のウイルスのせいで、いろいろなところで影響が出ています。地に足をつけてしっかりとお仕事をしてくれていたところが潰れてしまうと、もう同じものは作れません。ちょいちょい、財政がどうのこうのと言って、潰れるところは仕方がない、努力不足だなんて突き放したことを言う人がいますが、潰すのは簡単でも、作るのは大変だということを今一度考えて、できる限りのことをしたほうがよいと思うのです。お金があっても、モノがなければどうにもならないのです。お金は後から何とでもなりますが、命やモノを作る力、インフラなどは一朝一夕にどうにかなるものではないからです。
みなさんは『天空の城ラピュタ』をご存知かと思います。倒産する会社がどっちゃり増えるのは現代の「バルス」なので、是非ともムスカ大佐には頑張って踏ん張って頂きたいところです。合掌。