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ゾルゲンスマ

めちょんこ薬価の高い薬「ゾルゲンスマ」が健康保険で使えるようになりました。お値段は1億6707万7222円。詳しいことはわかりませんが、脊髄性筋萎縮症の子どもを治すことができるそうです。「こんな高い薬を保険で使えるようにすれば医療財政が!」などと言うぼんくらさんは、自分の子どもが病気にかかって、この薬で治すことができるというときでも「こんな高い薬を使ったら医療財政が逼迫して大変なことになる!」と言うのでしょうか。

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皮肉はこれぐらいにして、この「ゾルゲンスマ」(蛇足ですが、さっき変換したら「ゾルゲン須磨」と表示されて、なんとなく悪者レスラーっぽいなと思いました)、点滴で投与するらしいのです。いくらお医者さんや看護師さんは慣れているとはいえ1億6707万7222円の薬を扱うのは緊張するだろうなぁといらん心配をしているのです。点滴をしている最中にわんぱく小僧が病室に入ってきて、点滴の器具にぶちあたって、どんがらがっちゃーんとなったらその時点で1億6707万7222円がパアですから。うっかりものの看護師さんが「ゾルゲンスマ」を運んでいる途中ですってんころりんして、薬をこぼしてしまって「いっけなーい、てへぺろ」みたいにかわいく舌を出しても1億6707万7222円がパアになることには代わりありません。

たぶん、割れないようになっているだろうし、こぼれないようになっているだろうし、手が滑ってもなんとかなるようにはなっていると信じたいところです。

それより「ゾルゲンスマ」が、日清焼きそばUFOみたいに湯切りをしないといけなかったら、めちょんこ大変です。私自身は今まで幸運に恵まれていたので経験したことはないのですが、湯切りのときに手が滑ってシンクに麺をどべぁーっと流してしまったみたいな話はよく聞きます。「ゾルゲンスマ」が湯切りしないといけなかったら、お医者さんや看護師さんの心労たるや想像を絶するものがあります。湯切りしない薬でよかったです。合掌。