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ボンカレー

ボンカレーの話の前に、みなさんはボンレスハムをご存知でしょうか。あれは骨なしのハム、つまりボーンレスなハムがちょっと短くなってボンレスハムという呼び方になったのです。お見合いの席でマウントを取るためには必須の知識ですので、これからお見合いに挑むという方は是非ともボンレスハムは骨なしハムだということだけでも覚えておいてください。

ししおどしがカコーンと鳴るところで、「ところでご趣味はなんですか?」「旅行です」「じゃあ、ボンレスハムはお好きかしら」「はい!ボンレスハムって骨なしハムのことなんですよ!」「そうなんですか!素敵!結婚して!」という流れになります。お見合いアドバイザーの私が言うのですから間違いありません。いや、お見合いアドバイザーではないので間違いです。どっちでもいいです。

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私が言いたいのは、ボンレスハムが骨なしハムである以上、ボンカレーは骨カレーであるということです。なんとなく予想はついていたかと思いますが、どうでもいいお見合いの話を無理やり盛ってしまいました。私が今回お伝えしたかったのはボンカレーは骨カレーであるという事実です。

牛の骨を煮込み、骨の髄まで旨味を煮出したものをフォン・ド・ボーというのですが、そのフォン・ド・ボーをたっぷり使ったカレーなのです。だから、ボンカレー。

適当なことを言っているようですが、ものすごく適当なことを言っています。

もしかしたら、骨カレーではなく、ボンカレーかもしれません。ボンというのは、大阪で「子ども」のことです。

「ボン、鼻提灯ぶらさげてどこ行くんや?」「遊びに行くんや!」「そうか、それならこれ食べてから行き」と言って出されたカレーこそボンカレー。

さっきの骨カレー以上に適当なことを言っているようですが、ものすごく適当なことを言っています。

レトルトカレーは独身の人が食べるので、ボンカレーではなく、チョンガーカレーにしようという案もあったそうですが、結局ボンカレーになったそうです。英断であると思いました。合掌。