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読んで損する楽しいブログ

FAKEFULNESS その2

世の中はウソであふれています。

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しかし、 ウソは悪いことでしょうか。もちろん、悪いことです。ここで話の流れとしては「悪いウソもありますが、いいウソもあります。」と書けばよいのですが、ウソは悪いので「いいウソもある」なんて書いてはいけないのです。もちろんウソです。

本当は血がつながっていないけれども、「私はあなたの本当の親よ」とウソをついて幸せに暮らしている疑似親子に対して「お前らは血の繋がりのない赤の他人なのだ!」と事実を突きつけることが本当に幸せにつながるのでしょうか。結婚するにあたって戸籍謄本をとって事実を知って、結婚式のお手紙を読むときに「戸籍謄本を見てびっくりしました。でも、お母さんは本当のお母さんです。いままで本当にありがとう!」と言うのであれば幸せなのかもしれません。

結婚式をしたことがないのでよくわかりませんが、あの「お手紙を読む」というイベントは端から見るぶんには結構感動もするし、よいものだと思うのです。ただ、あれは結婚式だから感動するのであって、独身式や離婚式で「お手紙を読む」というのはなかなかツラいものがあります。

想像してみましょう。まずは独身式。

「いままでお世話になりました。今日、私は独身のままで一生を終えることを決め、独身式を挙げることになりました。引き続き、実家でお世話になります。よろしくお願い致します。」と言われて、親は喜ぶかもしれませんし、嘆くかもしれません。どちらでも結構です。

そして、もっと悲惨なのは離婚式です。

「いままで離れておりましたが、この離婚を機に実家に戻ることになりました。結婚式のときに「幸せになります」と言いましたが、結果としてこのようなことになり、実に申し訳なく思います。何もかもぼんくら亭主が悪いのです。私は悪くない。というわけで、これからは実家でスネをかじる所存です。よろしくお願い致します。」と言われて、親は喜ぶかもしれませんし、嘆くかもしれません。

話がどっかに行ってしまったので、引き続き「FAKEFULNESS」について書く予定です。もちろん、ウソかもしれません。合掌。