「言いたいことやまやまです」のやままさんが新しい本を出版されました。
妖怪べきねばです。ねばねばではありません。
間違えて妖怪ねばねばを描いてしまいましたがほんのご愛敬ということでお許しください。
さて、本の内容ですが「ちゃんとしなきゃ」が追ってくる、という副題のとおり、「◯◯せねばならない」「◯◯すべき」という「ちゃんとしなきゃ」に今まで苦しんできたやままさんの気持ちの揺れ動きがぶっちゃけ、どストレートに書かれています。
例えば、叱られるのが怖いという感情に関して書かれているのですが、これは私もめちょんこよくわかります。仕事においては、教えてもらったことはメモを取って1回できちんと覚えなければならないとか言われますが、そんなことできるわけがありません。でも、同じミスをすると叱られます。どうしてミスをしたんだ!と叱られても「わからない」のです。1回で全部覚えてマスターできる能力があるのなら、こんなところで仕事してないよ……と思ったりもします。しかし「一回で覚えねば」「一回で覚えるべき」という脅迫感みたいなものに押しつぶされそうになるのです。まさに、やままさんと一緒。
ちなみに、叱られるのが怖いという感情に関しては、私自身叱られすぎたのと、別の人がぎゃんぎゃんに叱られまくっているのを横で見続けていたことで、めちょんこダメージを負ってしまい、いまだに治っていません。あまり詳しくは書けませんが。
ぐわぐわ団というちゃらんぽらんな文章を書いているので、書いている当の本人もちゃらんぽらんかと思われるかもしれません。確かにちゃらんぽらんなところもあるのですが、何というか「中途半端やなぁ〜」と思う面も多々あり、妖怪べきねばの攻撃を受け流せずにダメージを負ったり、普通はこうすべきだと他の人から言われて、実はちっとも理解できないけれど「そうなんだ……」と思い込んでショックを受けたり、とにかくちっとも完璧超人ではないのです。ビッグ・ザ・武道みたいに完璧だったらよいのですが、実際には全然すかたんぶちかましばっかりだったりです。
私自身はよく「仕方ない」という言葉でとりあえず自分をごまかしたりしますが、やままさんの本にはやままさんの対策なんかも書かれており、何となく同じような部分が多々あるせいか、読んでいて「自分だけじゃないんだ」という安心感がありました。
ネプチューンマン並の完璧超人でなければ、ぜひ手にとってもらえたらと思います。合掌。