ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

『そのへんのアクタ』を読みました

ステキな漫画を見つけると、やったらめったらニヨニヨします。

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 以前、『うたかたダイアログ』という漫画がめちょんこ私の琴線(ことせん)にぶっ刺さるというのは書いたと思います。 

www.gw2.biz

特に、上の記事にもある3巻は必読です。何度読み返したかわかりませんが、とにかくお釈迦さまと仏様に手を合わせて感謝してもしたりないぐらいのワンシーンがあって、それが大好きで大好きでもう!って感じなのです。

そんな『うたかたダイアログ』を書かれた方の新刊が出ていたので、今回もぺよっとKindleで買いました。

そのへんのアクタ 1 (ヤングアニマルコミックス)

『そのへんのアクタ』という漫画です。ぱっと見で「そのへんの」が英語みたいに見えるし、何というか表紙だけ見ても『うたかたダイアログ』とは全然テイストが違います。

Amazonに載っている紹介文を引用すると 

突如宇宙より襲来した地球外生命体(イズリアン)と人類との、存亡をかけた大戦争。 数年に渡る戦いの結末は

ここだけ引用すると「へ?」って感じなのです。『うたかたダイアログ』の最初のページにはこのようなことが書かれています。

中学生以下の人には残念なお話ですが、高校生になったからって部活が超盛り上がったり、俺様男子に迫られたり、超能力が発現したり、ロボを操縦したり、世界を救ったり、逆に壊したり、そういった青春を送る人はほぼいません

『うたかたダイアログ』は、こんな前振りがあるような、大したことも起きない日常が続く話だったのに、今回はびっくりするぐらいに非日常。と思いきや、Amazonの紹介文をもうちょっと長めに引用するとこうなります。 

突如宇宙より襲来した地球外生命体(イズリアン)と人類との、存亡をかけた大戦争。 数年に渡る戦いの結末は―――どっちつかずだった!?イズリアンとの戦闘において「終末の英雄」と呼ばれた青年・芥。左遷されやってきた鳥取支部で、副隊長・百福らのゆるっとした雰囲気に巻き込まれるうちに、「日常を過ごす」ことがこれからの戦いなのかもしれないと気付き始め…?

ハードテイストなのは数ページで、その後はやたらゆるい日常が描かれており、しかも『うたかたダイアログ』にも通じる、キャタクター同士のかけ合いだけでめちょんこ面白いという内容で、こりゃもうニヨニヨするしかないでしょう!ということに。

ついでに、作者でもある稲井カオルさんがおそらく自分でKDP出版しちゃった本もあります。

1巻 みちくさ定食 稲井カオル 4コマ・ショート漫画集

こちらは無料で読むことができます。まずは『みちくさ定食』を読んでみるのもよいかと思います。こちらもノリが大好きです。いい漫画を見つけるとニヨニヨするのです。合掌。