機関車トーマスというのは、もともとはベトナム戦争で戦って終戦を迎え、アメリカに帰還した兵士トーマスの話がベースになっています。帰還者トーマス……
それはそれとして、唐突に「機関車トーマスを18禁にすべきだ!」 というセンセーショナルなタイトルをつけましたが、これはめちょんこ極端なことを言って、みなさんの注目を集めて有名になろうとする、実にタチの悪いやり方です。
とはいえ、私の言いたいことも筋が通っていると思うので、まずはなぜ機関車トーマスを18禁にすべきか、その意見を聞いていただければ幸いです。
だってさ、機関車に顔がついているんですよ。しかも、ペラペラしゃべるし、声はアンパンマンだし、やけにリアルな動きをするから気持ち悪いし。トーマスだけならまだしもゴードンとかもいるし、最新作など新幹線に顔がついているようなのも出てくるって言うじゃありませんか。もはや、何でもありですよ。顔がついていたら何でもよいのです。笑い飯がM-1グランプリで機関車トーマスのネタを披露していたのはもう18年も前です。月日の経つのが早すぎてぞっとします。
このように、機関車トーマスを大人が見ると「なんで機関車に顔がついているんだ!」とやたら文句を言ってしまいます。それはもう、どうしようもないぐらいに文句を言います。しかし、小さい子はそんなことは言いません。「わーい!トーマスだ!」と大喜びです。決して「なんで顔がついているんだ!」とクダを巻いたりしません。純粋な気持ちで機関車トーマスを見るのです。
というわけで、機関車トーマスを18禁に、すなわち18歳以上の大人が見るのを禁止すべきであり、小さい子に見せるのを限定すべきではないか、というのが私の主張なのです。世の中には18歳未満の子どもが見たらダメなものであふれかえっています。ひとつぐらい、18歳未満の子どもしか見れないものがあってもよいのではないでしょうか。そして、機関車トーマスこそがその18禁にふさわしいと思うのです。原作者である帰還者トーマスもきっとそれを望んでいるに違いありません。合掌。