Kindle本・小説『魚雷人間』の無料キャンペーンは10月31日(土)のお昼過ぎまでなので、もうしばらくこの話題を続けさせていただきます。
表紙を描いていただいたりとさんが感想を書いてくれました。
ぼくが普段、読書感想を書く時、あらすじ紹介程度のネタバレありで書いてくのですが、この小説に関してはそれがとても難しいんです!
なぜかというと、わけがわからないからなんです。そして、そのわけのわからなさがこの本の魅力です。
「わけのわからなさ」が魅力!ステキなお言葉、ありがとうございます。実際、その通りで書いた本人があらすじを説明できないというむちゃくちゃな小説だからです。
小説というのは、本当に書くのが難しいのです。起伏をつけたり、緩急をつけたり、メリハリをつけたり、山あり谷ありで、時には力を抜いたり、ガッと盛り上げたり、そういう工夫が必要なのです。一本調子では続かないのが小説というものです。
しかしながら、私が今回書いた『魚雷人間』はカーブがあっても常にアクセル全開トップギアで走り続けるF-1マシンみたいなものです。言い換えると、カール・ルイスを100m走のスピードでマラソンを走らせるようなものなのです。書く方もへとへとになりますし、おそらく読んでくださる方も同じだと思います。私自身、何度も校正のために読み返しましたが、いつもへとへとになっていました。
とにかく、隙あらばネタをねじ込んでみました。ストーリーに違和感があろうとも矛盾があろうとも、笑いが取れるのであればそちらを優先しました。ですから、わけがわからなくなるのも無理はありません。第二次世界大戦中の会話だというのに、平気で「アントニオ猪木」なんて固有名詞をぶち込んだりもしましたし。
小説なんて簡単に書ける!と思っていたのに、いざ書いてみると大変だということがひしひしとわかり、よい経験になりました。何度も書きますが10月31日(土)のお昼過ぎまでは無料キャンペーンをしていますので、ぜひポチっておいてください。合掌。
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