嬉しいことに、この前出版した『魚雷人間』は思っていたよりもたくさんの人に手に取ってもらうことができました。ありがとうございます。
サイドバーを見ていただければわかるのですが、私は結構そこそこたくさん電子書籍の出版をしています。おもしろいですよ、電子書籍の出版。
さて、やままさんが電子書籍の出版・セルフパブリッシングに関して、こんなブログを書かれています。
商業出版と違って、どうしてもアマチュア出版との差が目についてしまう、もっとセルパブ本にわくわくしたいといったことが書かれています。
特に「私のなかの「所詮はセルパブ本でしょ」を払拭したい - セルフパブリッシングを考える」に書かれているこの部分は私も同意見。
Amazonにはセルフパブリッシング本(以下「セルパブ本」)を検索する機能はありませんが、それでも、セルパブ本は簡単に見つけられます。見分けるポイントは単純に「表紙のクオリティ」です。
これが結構重要で、全部自分で作ってしまうともんにょり感が出てしまうことがあります。
今まで出版した本の中でも一番中身が濃いのですが、とにかく表紙がもんにょりです。今さら手直しするつもりはないのですが、なんとなく残念。こりゃ自分だけでは限界があるなぁと早々に気がついて、以来4コマ漫画集の表紙はステキなイラストを描かれているくま吉さんにお願いすることにしたのです。
先ほどの自分の表紙と比べて、ぜんぜん雰囲気が違います。表紙を描いてもらうときは、ある程度の方向性をリクエストしたりするのですが、できるかぎり描いてもらう方に楽しんで描いてもらうようにしています。
この前、出版した『魚雷人間』も、りとさんにほぼお任せしました。
表紙をお願いして、できあがったものを見せてもらうときが一番わくわくして楽しいのです。自分の本でありつつも、自分が一番楽しみだったり。
この本も表紙もスコちゃんにお願いして描いてもらったものですが、いろんな案の中で一番楽しそうなものにしました。結局、自分で全部作るよりも、誰かと一緒に作ったほうが楽しいのです。もちろん、自分で何でも決めることができるゆえに好き勝手できますし、自分の好きなイラストを好きな人に描いてもらうのはめちょんこテンションが上がります。私の場合は趣味で本を作っているだけなので、とにかく自分の好きなものをカタチにできるのが楽しいのです。そして、電子書籍というカタチになったものを手に取ってもらうことができるのがセルフパブリッシングのよいところではないでしょうか。noteの有料記事とかだと、何となくカタチになるという達成感がないような気がするのです。
ちなみに、こちらは自分でデザインした中でそこそこお気に入りの表紙です。合掌。