ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

『デザイナーじゃないのに!』を読みました

普段はデザインのデの字も関係しないことをしている私ですが、デザイン関係の本を読むのは好きだったりします。この『ぐわぐわ団』も、なんじゃかんじゃとデザインを気にしてCSSをいじくったりしています。余白が1pt違うだけでもサイトの見やすさが変わりますから。

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そんなデザインに関してはど素人の私が本屋さんで見つけた本がこちら。

デザイナーじゃないのに!

やたらとインパクトのある表紙。内容はフルカラーの漫画になっていて、デザインの基本がすらすらとわかりやすく描かれています。そのわりにめちょんこ実用的なことも描かれていて、特に『第6章 盲点!? そびえ立つ上司の壁』は圧巻です。自分で好き勝手にできるブログやセルフパブリッシングとは違って、組織でなんやかんやする時に立ちはだかる上司の決裁という難関をどう突破するかが描かれています。デザイン関係はもうわかっているから大丈夫!という人も、この章は読む価値あるんじゃないかな〜と思います。この本で描かれているのは上司の壁ですが、クライアントを納得させるのも同じことではないでしょうか。

なんとなくデザインと聞くと、センスが必要だとか、美大出てないととか、わりと高い壁みたいなものを感じてしまいますが、実はそこらじゅうにデザインされたものがあふれています。ていうか、世の中の加工されたものはほぼ全てデザインされたものなのです。

たとえば、単なる「る」の文字ひとつとっても、読みやすいようにデザインされているわけですし、電卓なんかも打ちやすいようにデザインされているわけです。スーパーのチラシなんかめちゃくちゃすごくて、パッと見ただけで「このチラシはどこそこのスーパーのチラシだ!」なんてわかったりします。それって、きちんとデザインされているからこそのなせる技なんです。デザインされていないものなんてない、というのがこの『デザイナーじゃないのに!』にも描かれていますが、本当にその通りで、だからこそデザインの本っておもしろいのかもしれません。とりあえず、黄色が主体で赤い字でどでかく「1円!」って描かれていたらスーパー玉出のチラシです。合掌。