つい最近、プロ経営者といわれている人が嫁さんに暴力ふるって警察に逮捕されていました。そういえば、別のプロ経営者は会社のお金で贅沢三昧ぶちかました挙句に祖国のレバノンに楽器ケースに入って逃亡したりと、私の中で「プロ経営者」という職業がどうにも「ぐわぐわ団の団長」ぐらいに怪しい感じがしてもんにょりなのです。
せっかくですので、今日は経営のいろはについてお伝えしたいと思います。プロ経営者であり、ぐわぐわ団の団長でもある私の経営のいろはです。
よく、プロ経営者というのは「痛みを伴う改革」とか言い出して不採算事業をガンガンに切り捨てたり、人をリストラをしたりします。確かに不採算事業がなくなれば利益率は上がりますし、人件費を抑えることで利益率は上がります。
とはいえ、経営者なら不採算事業を採算の取れる事業に変えることが求められることなのです。不採算事業といっても会社の財産であることに間違いなく、今は利益が出ていないとしても、何か儲かるものがあるかもしれません。仕組みが間違っていたり、何かしらの問題はあるのですが、そこをばっさーと切り離して「改革してやったぞ!」と言うのは単なる破壊者です。不採算事業を儲けることができるようにすることが本当の改革です。間違ってはいけません。
特に、リストラというのはもってのほかです。人件費を費用と考えるか、それとも投資と考えるか。私の考えでは、人件費というのは将来への人への投資であって、人件費が高いだの何だのとぎゃーすか言う経営者にろくな人はいません。実際、めちょんこ儲かっているキーエンスという会社はめちょんこ給料が高いです。昔はかなりキツい会社だったようですが、それでも給料が高ければ納得もするでしょう。そして、いろいろな経験やノウハウを身につけ、人材が育っていくのです。人件費をケチってはダメなのです。
経営というのは、今ある会社の財産を大切にし、大きく育てていくことです。そして、長く会社を続けていくためには信頼が何よりも大切です。嫁さんに暴力ふるったり、海外逃亡したりするような人が経営者というのはちゃんちゃらおかしな話で、信頼ができない人に経営を語る資格はありません。
偉そうに語ってしまいましたが、経営なんて全くしたこともない素人の戯言です。ご理解ください。合掌。