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DIYについて考えよう

大阪は緊急事態宣言が解除されたとはいえ、なかなか外出しにくいこの世の中、巷ではDIYが流行っているんだとか。ご存知でしょうか、DIY。かなづち(とんかちとも言う)片手に何かをこしらえたり、部屋の改造なんかしたりすることです。

DIYというのは英語の "Do it yourself" のことなのですが、ここでちょっと立ち止まって考えましょう。どう考えてもおかしいから。

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 "Do it myself" ならわかるのです。じぶんでしようという意味ですから。でも、"Do it yourself"なのです。日本語で直訳すると「おまえがせぇよ」です。

「ここに棚があるといいわね」

「おまえがせぇよ」

夫婦でこんな会話が交わされるわけです。即夫婦喧嘩勃発大噴火です。おそろしいことです。言い出した人に対して「おまえがせぇよ」と突き放すわけですから。

もちろん、言い出しっぺが行動をするのは当たり前のことです。しかし、自発的にするのであればやる気も出るというものですが、DIY、すなわち「おまえがせぇよ」と言われてしまうと「なんやねん、その上から目線は!」となります。なるはずです。それとも、アメリカ人というのはもともとそういうものなのでしょうか。

「よーし、今日はお父さん、庭にぴったりなテーブルを作っちゃうぞ!」

「Do it yourself.」

こんなん言われて、アメリカ人は「Yes, we can!」とか言うのでしょうか。いくらなんでもありえないでしょう。人間としての尊厳はどうなるのでしょう。いくら、オバマ元大統領が「イエス、ウイキャン!」と言って流行語大賞をとったとはいえ、それはあんまりじゃないでしょうか。

「よーし、今日はお父さん、庭にぴったりなテーブルを作っちゃうぞ!」

「パパ、ぼくも手伝うよ!」

息子がお手伝いをするという光景こそアメリカンな日常ではないでしょうか。そして、テーブルができて、庭でバーベキューするわけですよ。外で砂ぼこりをかぶった肉を焼いて何が楽しいのでしょうか。わかりません。合掌。