ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

動物物語

眠たいので手短に。

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『植物物語』という石けんがありますが、植物物語があるのならば、動物物語があってもよいのではないかと思ったのです。「原材料:ラード」とだけ書かれた石けんに「あらまぁ、添加物はいっさい使っていないので安心ね!」と自然派マダムがほくほくする姿が目に浮かぶようですが、残念ながら原材料がラードだけであったとすれば、動物物語というよりも単に豚物語になってしまい、下手するとムツゴロウさんが「子豚物語」とかいう映画を撮りだしかねません。そんなことになったらチャトランが大変ですので、世界中のありとあらゆる動物の脂を練り込んだ、まさしく動物物語を作るために東奔西走すべきではないでしょうか。

ありがたいことに『植物物語』を作っているのはライオンです。百獣の王ライオンの力をもってすれば、ホッキョクグマの脂、マンドリルの脂、ビオランテの脂など、ありとあらゆる動物の脂をごっそり集めてきて石けんを作ってくれると思うのです。そして、そんな動物物語を使って体を洗うのです。ありとあらゆる動物の怨念を泡にして体を洗うのです。人類こそ地球で最も優れた動物なのだ!という間違えた認識のもとに、動物物語で体をガシガシ洗うのですが、実は動物物語には人間の脂もしっかりと入っているのです。

石けん職人石助と泡助の人間関係の悪化から、石助が激昂して泡助を石けんの釜に落としてしまうのです。あわれ、泡助は石けんとなり、動物物語の一部として生きることになるのです、死んでるけど。

それはそうと、ポケットの中にはビスケットがひとつ、とかいう歌があります。ポケットを叩くとビスケットがふたつとかわけのわからんことを歌っているのですが、たぶんあれはポケットを叩くことによって核分裂が発生し、ビスケットが水素原子にまで分解されてしまっているのではないかという危惧があるのですが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか。まだまだスギ花粉がうっとうしい時期でございます。ご自愛くださいますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。合掌。