みなさん、ロシアンルーレットはご存知だと思います。ピストルに１発だけ弾を込めて、順番に自分のこめかみに銃口を向けてトリガーを引いて、ドンとなった人が当たりというゲームです。私はしたことがないのですが、みなさんの中には何度か経験された方もいらっしゃるのではないでしょうか。
なぜかロシアンルーレットはよく知られているのですが、インディアンルーレット、アフリカンルーレット、アジアンルーレットなんかは馴染みがないのか、あまり知られていません。その中でも特に知られていないモンゴリアンルーレットを今回はご紹介したいと思います。
モンゴルというのは相撲で有名で、今の大相撲の横綱はふたりともモンゴル出身です。日馬富士と曙ですね。今回のモンゴリアンルーレットは相撲とは関係が全くなく、どちらかというと騎馬民族であった歴史が関係しています。上の絵を見て頂いているのでもうおわかりかと思いますが、ロシアンルーレットがピストルを使うのに対して、モンゴリアンルーレットは弓矢を使います。そして、矢をこめかみに向けて弓を引いて撃つのです。ピストルと違って、矢を隠すことはできませんから、必ず命中してしまって弓を引いたが最後、必ずこめかみを貫通してしまいますが、それでも生き残った人が勝ちになります。ようは根性を試されているのです。
こめかみに矢が刺さった人を街中でたまに見かけますが、あれはモンゴリアンルーレットで遊んで勝った人です。ものすごい根性がある人なので称えてあげるとよいでしょう。
残念ながら、私はモンゴリアンルーレットも未経験です。成人する時の儀式でゴムなしバンジージャンプにチャレンジしたことはありますが、あれは大したことではありません。フランス人ならほとんどの人が経験していることです。一方、モンゴリアンルーレットはなかなかチャレンジする人がいないので、みなさんぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。合掌。
